2022年8月24日のこと 悲劇を呼ぶ味覚、陶芸展、TikTokほか
昼からの仕事は半休を取り、いま、「和幸」でトンカツ定食を待っているところ。お腹すいた。
のど飴に含まれるセシルピリジニウム塩化物水和物が、コロナウイルスを不活性する、というニュース記事を読んで踊らされ、のども痛いから薬局で買ってから来た。
きっと効果があるという成分入りのど飴は、話題になっているから近々売り切れるかもね。
カツの衣のパン粉がしっとりしてなくて、いつもとカツと違い悲しいほど美味しくなかった。和幸はパン粉のサクサクが美味しくて、東京時代からもう何十年も好きで通ってるのになぜ?
チェーン店だからといって同じ味が味わえるとは限らない。よく見れば、この店はテイクアウトもしていて、作り置きのカツが山盛りショーケースに並んでいる。そこからわたしのカツも取り出されたと推理。
作り置きだから、衣が湿気を吸ってぺしゃぺしゃになるんだ。せめて、ショーケースの皿にラップなどを覆わないと時間とともに味は落ちるだろうし、しなしなになる。大量の作り置きは人手不足には効率的かもしれないけど、大事なものが失われるのかな。なにか工夫はできる筈だけれど。
舌が肥えるのは不幸だ。ちょっと味にうるさいのは感じ悪くもなるし、それはそれで辛い。まずいものを食べるとかなり精神的にダメージが出てしまう。舌は超えすぎない方がハッピーなのかも。
絶対音感があるひとに憧れたことがあったけれど、絶対音感のあるひとは、まわりの生活音にも敏感になるし、不協和音が聞こえてくると精神的にダメージがあると聞く。何かに敏感すぎるのは不幸になりかねない。
車のガソリンがガス欠危機でやばい。どうしようかと思うけど、招待券をもらったので今からひとりでクルマを運転して茨城県陶芸美術館の展示を観に遠出してくる。
茨城県陶芸美術館は初めて来た。隣接している公園は何度も来たことはあるのだけど、陶芸作品展は正直関心は薄くスルーしていた。だからいい機会だとチャレンジ。
「井上雅之 描くように造る」展。井上さんの作品は、焼き物なのに、流木のような、珊瑚のような質感のある生き物みたいな立体作品で、存在感はんぱない作品が多かった。焼き物を寄せ集めて構成されているのだけれど、迫力がある。大きな作品を焼き上げるのは大変だと思うけれど、こねられた土は形成され、マッチングされ、それぞれの文脈を放っていた。
亡くなった祖父はアマチュア陶芸家で、趣味ながらもアトリエに窯も作り本格的に器を作っており、作品もまだ残っている。この作品たちをどうしていこうかと思っていたのでこの展覧会からヒントを得た。
ブリコラージュという手法が好きなので、祖父の残した作品から、なにか作ってみたくなる。刺激を受けた。
駐車場で売店で買った和菓子水戸の梅を食べながら、iPhoneで動画を見て休憩。
TikTokでよく耳にしていた「チグハグ」を歌うグループ、THE SUPER FRUITが満を持してのデビューを果し、彼らのMVに注目が集まっている。
若い男子アイドルグループで、いい意味であざとい。売れる要素たんまり計算されている感じで、中毒性がある。歌詞の内容も今どきな多様性を盛り込み、ポジティブで明るい。メンバー個別にカラーがありそれも推し活には効果的。
ダンスもBTSばりにうまい。でも振り付けは真似できるレベルなのが狙っていると思うけどうまくて、TikTokでも真似され踊られている。真似できるのが楽しいって、これは今やヒットの要素。
どこの所属のグループなのか調べると、このメンバーはみんな若く最年少はボーカルの赤い服の子で15歳。しっかりしている。
わたし的には彼らの着ている洋服のデザインが好き。カラーに黒枠入りデザインは、モンドリアンのコンポジションみたいで目を引く。ハマってしまい何度も動画を観てしまう。
アマプラでドラマ版「ゆるキャン」のドラマも今更ながらに一気に観てハマる。寒い時期に汁物はサイコーっていうの、分かる!ドラマを見てからやたらとカレー味のカップヌードルが食べたくなっていて、これはもう、冬は野外で汁物食べまくりたい計画を考えている。