2024年11月19日のこと ドライブスルー発熱外来、「急に具合が悪くなる」、「がんをデザインする」
発熱外来、病院の駐車場で待っていますよ文学。発熱外来はドライブスルー方式なので車から降りられない。
かなり待ちますよ、と看護師さんに言われる。熱が38度近くあって倦怠感が強く、背中や腰の筋肉が痛い中、ここまで運転してこれたのも大変だっのに、待つのか、、、
夕べ、すごい悪寒して熱が上がった。背中と腰もずきずきする。これはインフルエンザなんだろうかとビビる。
前回、横浜トリエンナーレを観に行こうとしたときも、前日から発熱してしまって行けなくてなってしまった。来週、東京に行くんだよね、どうしよう。
いつも行く病院が定休日で、ネットで調べた初めての病院に来てみた。発熱外来はどこも予約制だし、先着何名と決まっているから、むかしの「チケットぴあ」みたいに具合が悪い中、頑張って朝イチで電話をかけまくった。
腰が痛いな。咳も出てきたな。早く横になりたいな。
ドライブスルー方式の流れはこうだ。まず、電話で予約をして名前と車種とナンバープレートを伝える。病院に着いたら病院の正面玄関に車を停めて「着きました!」と電話をする。
完全防備の看護師さんがやって来る。看護師さんに保険証やお薬手帳を窓越しに渡し、初診用の文書手続きをする。電話が来るまで空いている駐車場に移動して待機(←いまここ)
そのあと、電話で看護師さんから問診を受けてトリアージュ。再び連絡が入れば、診察駐車場に行って、車に乗ったたまま、窓越しに診てもらう。
すでに正面玄関でのやり取りから30分以上は経っている。今日は日差しが刺すように痛い。暑いけど足元は冷えるから嫌になる。
帯状疱疹になったときにベッドの中で読んでいた「急に具合が悪くなる」の本をたまたま昨日から再読を始めていた。またしても急に具合が悪くなりこの本を手にしているのか、わたし。待っている時間に読む。
なんでまた「急に具合が悪くなる」を再読し始めたかというと、先日、上京の際にゲットした中島ナオ著「がんをデザインする」(ニジノエホン)の本を読み終えたからだ。
「がんをデザインする」は、がんを患った中島ナオさんが、デザインを通して「がん」をとりまく環境を実際に変えていこうという取り組みだ。髪があってもなくても被れるオシャレな帽子、下着をつけなくても着れる服、食の進む会津塗のお茶碗。
「急に具合が悪くなる」(晶文社)は、がんを患った哲学者・宮野真生子さんと人類学者・磯野真穂さんとの20通にも及ぶ往復書簡だ。生や死、医療や病気との向き合い方など、互いの学問というフィールドを通して考えていく。
この2冊を比較しながら読むと、自分の中でまた違った文脈が出てきて、いろいろな発見も多々あった。複眼的に病気や生や死について、医療について、考えさせられる。
コロナ、インフルエンザの検査をした。細い綿棒を鼻の奥へぐりぐり入れられた。あ、コロナの診療費は高いと聞くけど、お金足りるかな(涙)
検査結果の電話がかかってくるまで車の中で待つ。ぐりぐりやられた鼻の奥がなんか沁みて痛い。結果待ちって何であっても嫌だな。
「あっちに車停めて待って」「ここに前向きで駐車して」と電話で指示が出るたび、車を移動する。ペーパードライバーだったら相当難しかっただろう。いまは、なんとか指示通りに車を移動し駐車できている。運転歴も3年目、自分の成長を感じる。でも、狭い駐車場だから緊張はする。
前から読みたかった磯野真穂さんの「コロナ禍と出会い直す 不要不急の人類学ノート」(柏書房)を読んでみたくなる。いい機会だから読んでみようかな、と車の中でポチッと注文。
結果がでました。コロナ、インフルエンザともに陰性。ただし、インフルエンザは発症してから24時間くらい経たないと正確にはわからないそうで(偽陰性)様子をみましょうとのこと。カロナールのみ処方。そっか、まだインフルエンザ疑惑は残るのか。用心しよう。薬局に寄って帰ります(疲れた)