見出し画像

慎重で臆病だった私の退職記

こんにちは。久々にnote更新しました。11月末に会社を退職し、晴れて(?)フリーランスになる道を選んだあおいです。なんでこのタイミングだったのか、あれだけ「安定」を好んで慎重派だった私が退職を決断できたのか、消化しきれていないことが実はまだたくさんあったりします。

いつかいつかでは退職した時の気持ちや考えが薄れていってしまうので、今までの社会人生活を振り返るのと一緒に、ここに書き留めておきたいと思いつらつらと長めに書いちゃうかもしれません。


「1秒でも早く"社会人"になりかった」が入社理由

まずは簡単に入社時期の振り返り。( 2020年の社会人1年目の期間は、ちょっと思い出したくないことも多いのでぜひ下記noteを読んでいただけると! )

コロナ禍真っ只中で、それにプラスで海外旅行を取り扱う会社に就職したもので全く働けず。 "社会人"になれない期間が約1年続いた私が辿り着いた感情はひとつで、

「1日でも1秒でも早く"社会人"になりたい」

その一心でした。ぶっちゃけ今の会社に入るまでに、福利厚生も見なかったし就活の時必死にスマホに張り付いて見ていた社員の口コミサイトなんて見た記憶ない。

新卒切符も無くなって、1度も出社していないから「第二新卒」とも「既卒」とも名乗れず、自分に肩書きがないことに、ひたすら怯えてました。

そんな私とってやっと舞い降りてきた入社の機会。入社するかどうかなんて迷いは全然なかった。だって1秒でも早く社会人になることしか考えてなったので。

結論が最後になってしまいましたが、私が社会人になって初めて働いた会社は、

就活を頑張って入った会社でもなく、
自分が入りたかった会社でもなく、
実際に働いている人たちのお人柄を見て入社を決めたわけでもなく、

ただ「社会人になりかった」だけの理由で入社したんですね。

退職を決断できた3つの理由

「全力で働いた日は1日もなかった」ことに気づいた

今年5月にふらっと行ってきた山梨一人旅での1枚


偉そうなこと書いてるのは重々承知です。でもこれが本心で事実だったんです。

入りたかった会社ではなったので今だからぶっちゃけられますが、その会社に勤めていた約2年と9ヶ月間、全力で熱量を注いで仕事をした瞬間は1度もありませんでした。

色々なコミュニティに入り、沢山の人の講義や話を聞いていく中で、徐々に「熱量」の大切さを感じ始めた私。

もっと自分自身が熱量を注いで自分の力を発揮できる場所に身を置けば、私ってもっとできるんじゃない?って思ったのが退職を決断した中で1番大きい理由でした。

熱量注いでなかったといえども、自分で言ってしまうとあれですが超がつくほどの真面目で八方美人スキルだけはあった私は、ありがたいことに沢山の役割、仕事、経験をさせてもらいました。

最終的には役職も貰えてお給料も上げてもらった。だけど、

「ここにはもう居られない」

と思った私の気持ちは本物だったんだと思います。それくらい、大きな気づきでもあり、社会人になってからずっと続いていたモヤモヤが去っていく感覚でした。

「時間」だけが過ぎていく恐怖

最近「VUCAの時代」と呼ばれているように、ものすごく変化が激しい時代になってきていると感じています。

もともと超安定思考の私、環境の変化や、慣れない場所が特に苦手でした。


ですがそれ以上に、あと何年も同じ場所に身を置いて大した熱量も注げないまま、ただただ時間が過ぎていくだけの感覚が怖くて怖くて堪らなかった。


いつか、30代40代になった時、「20代の時の自分は何をしてたんだ」と絶対後悔してしまうと気付いたんです、特に何かきっかけがあったわけでもなく。

"海外に住んでみたい"が加速した

私は隠すこともないのですが、そんなに英語は話せません。(中高の英語教員免許取ったくせにほんとに話せない。のがコンプレックスだったりもします)

しかもお腹は超日本人で、アジアは訪れた国6カ国中、5カ国で食中毒に遭い撃沈。まぁあまり海外生活に適しているタイプではないと思います(笑)

オーストラリア グランピアンズ

それでも、19歳の時に感じた世界の広さ、海外のオープンマインドの素晴らしさ、決して日本では体験できない大自然との出会い、「そんなものをいつか長い人生の中でもう1度」と考え続けてきました。


じゃあ具体的にそのいつかっていつ??を考えたときに、ちょうど25歳になった秋口に、思いが加速したのを覚えてます。


きっかけはたくさんあって、転職して新しい会社に行きたい訳ではなかったこと、お金欲しさだけでやっていた副業の仕事が楽しくなったこと、自分で稼いでいけるかもしれないって初めて思えたこと。とか。


思い返せばもっとありそうですねどね。でも大きくはこんな感じだったんだと思います。

今でも3日に1回は不安な「会社員じゃないこと」

もともとビビりで何をするにも計画性がないと1歩踏み出さなかった私。そんな1.2年で根本の考え方が変わるだけでもなく、会社を辞めた12月現在、めちゃくちゃ不安に駆られる毎日です(笑)

本当にフリーランスでやっていける?
お金十分に稼げるだけの力って自分にある?
守ってくれるものはないし、全部自分次第
2ヶ月先は保証されていない

ネガティブ発揮したらまだまだ出てきそうですが(笑)
とにかく「退職しました!」「フリーランスになりました!」って言葉だけ並べると、何かこうキラキラしているかのように聞こえがち見えがちですが、私の現実は全然そうじゃなかった。

でも後悔はしてないです。嘘、ちょっとはあるかも。
ですがどんな選択をしても絶対後悔なんてどこにでも出てくるし、後々この後悔が心地いいものだと自分の中に落とし込めたら最強じゃないか?って思ってます。


きっと動くこと、変わることに怖気付いて、会社に引きこもったまま、時間の経過だけをスマホ片手に過ごしていただけの自分を考えると、絶対こっちの選択肢だったと今は思えてます。実はそれくらいスッキリしてるのかも。

さよなら、臆病だった私

この考え、決断に至るまでたくさん悩んでたくさん空回りした!

決して軽々しく退職した訳でなく、そこには色々な怖さや悩み、不安があったことを記憶しておきたくて、バーっとこのnote書きました。

コロナでスタートめちゃくちゃだった1年目も、大嫌いな営業やりつつも評価されることが嬉しかった2年目も、人を動かす仕事の難しさと自分のこれからに悩みまくった3年目。どれも全部自分にとっては必定な時間と経験でした。

社会なんて!会社なんて!って思ってたヤケクソ会社員だった私、グッバイ!

次の生活ではどんな出会いがあって、どんな自分になれるのか、これからがとても楽しみ。でもちょっとやっぱり不安なんですけどね(笑)

ではまた次のnoteで!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?