しまなみ海道チャリ爆走記
参加を決めた深い理由はなく、今思えば「しまなみ海道をチャリで爆走する」ってフレーズになんとなく惹かれたんだと思います。
この言葉だけでも何それ面白そう！ってしまなみ海道走り終わった今でも思うだろうなと。
しまなみ海道で懐かしい気持ちと再会した感覚
1泊2日のしまなみ海道チャリ爆走会を終えて最初に感じたのは「懐かしい〜」の気持ちでした。コロナと同時に社会人になったのでなんとなく人との距離を遠くに感じてて、"誰かと何かを共有する"ことからもしばらく離れてたなと思いながら帰りの新幹線に揺られてました。
じゃあ何に対して、どんなことに感じて「懐かしい」と感じたのか。
「自分に負けたくない」
この文字だけ見たら体育会系だな~自分とか思ったりもするんですけど、小中高大とバスケをしてた私にとっては、当時は日常的に抱いてた感情でした。しまなみ海道のサイクリング、私の思っていた倍くらい体力必要だった！坂道は特に、、、（笑）初日はその上り坂に負けて何回も自転車を降りて歩いてて。
「あれ？私ってこんなに諦め早かったけな？」
と自問自答しながら自転車を押しながらトボトボ歩き。でも一緒に走ってた坂道を上りきってるPOOLOメンバーを見て、1回でもいいから歩かずに上りきろうって思わせてもらいました。ちょっとしんどいこと、辛いこと、嫌だなって思うことから逃げるのは簡単だけど、やっぱりちょっと悔しい。なんでも頑張れた学生時代の「自分に負けてられるか」って感情に久々に再会できた気がしてました。
仲間と一緒に過ごす楽しさ
これもほんっとに幸せだなぁって思えるくらい楽しかった！って感情でした。みんなで買い出しに行って、野菜を洗って切って、火を起こしてBBQして花火して。今思い返してもほんとに楽しかったし、大人になっても全然楽しめるじゃんって思わせてもらったなぁと感じてます。
よく大人や社会人になると友達が遠くなるって聞いてて、社会人4年目にしてめちゃくちゃ実際にそれを実感してたのですが、誰かと何かを共有すること、同じ時間を過ごせること、花火を見て「綺麗だね」って言い合えること、どれも記憶に鮮明に残るくらい楽しかったなと思います。
自然を感じる気持ちよさ
キャンプもしたことなければ登山も記憶上したことなくて。それでも景色を見たり自然を感じることはとても好きです。今回しまなみ海道を自転車で走ってみて、めいいっぱい大自然を感じられて気がします。
耳の横を通り抜けていく涼しい風、どこまでも青かった瀬戸内海の色、海の青とコントラストが綺麗だった島々の木々、6月にしては暑かった太陽から降り注ぐ日光。全部ぜーんぶ今しまなみ海道を自転車で走ってるから見れるもの、感じられるものばっかりで。大袈裟だなと思つつも「あ〜生きてるって感じするな〜」と思いながら自転車をよいしょよいしょと漕ぎ続けてました。
しまなみ海道完走！達成感！
何かをやり切った後の達成感はやっぱりいつ感じても良いなと、今回のしまなみ海道を完走して改めて思いました。私、大事にしてる価値観のひとつに「継続」を挙げてるんですけど、それは達成感を感じることと経験を得るためなんです。最後まで走り続けたからこそ、自転車を漕ぎ続けた自分だからこそ感じられる気持ち、それが達成感だなと感じつつ、走り終わった後に勢いよく飲んだ水がすごく美味しかったです。
広島・尾道〜愛媛・今治までの約75km、完走！
最後に
あっという間の2日間で気づいたら帰りの新幹線の中。一緒に参加したみんなから送られてくる写真のLINEの通知音1回1回にワクワクが止まらず、写真を見ながら周りの人の目も気にせずニヤニヤ笑ってたんだろうなと思います笑
Slackに送られてきたフレーズに惹かれて勢いで飛び込んだこと、ずっとオンラインでしか会ったことなかった人に初めて対面で会えたこと、一緒に何かを達成すること、時間を共にすることを経験させてくれたみんなに全力でありがとうしかないです。
楽しかったしまなみ海道！仲間と何かを一緒にする喜び、充実感、最高でした！