29歳を綴る(A面)
29歳になった。
私は好きなものがたくさんある。
海老、お好み焼き、餃子、ビール、ジンのお酒。お母さんが作った稲荷寿司。
お父さんが作った焼き飯と卵焼き。
マスターが作ってくれたリンゴのお酒。
完結してしまったチャットモンチー。
気分が晴れるランニング。
お料理とかわいいお皿。
誰かに手紙を綴る瞬間。
月が綺麗な日の夜のお散歩。
子どもたちと一緒に過ごす時間。
日干ししたお布団で眠る日。
知らないことを知るのが好きで
考えたことがないことに出会うと
とてつもなくワクワクする。
未知を恐怖だと思わずに
楽しい事だと知り得たのも、
知識を獲得することが
生き方を豊かにしくれると理解したのも、
この29年の中で、たくさん失敗して
たくさん許容されてきたからだと思う。
その分、思いやりをもって
その気持ちを返していきたいと思うのだけれど、すぐに自分本位になってしまうし
分かってはいても優しくできなかったり、
気付かれないように親切をしたいのに
空回りして逆に気を遣わせてしまったりすることもある。
大人になるということは
この不器用さと、ままならなさと、
うまく付き合っていくということなのでしょうか。
30歳になると、20代にやっておけばよかった
あれこれが出てくるなどと言われますが、
それはまだ見ぬ30歳の私のみぞ知ることなので
今の私に大切にできることを
ひとつひとつ温めて
大事にできたらとても嬉しいです。
いつもたくさんの失敗を
励まし、支えてくれてありがとうございます。
いつもそのままのわたしを
素敵よ、と受け止めてくれて
ありがとうございます。
こういう訳で、
29歳のお誕生日は
ありがとうを伝えたいと思います。
みなさん、いつもありがとうございます。
素敵な1日をお過ごしください。