ルール3 都合で相手を褒めない
褒め言葉は、嬉しくて、くすぐったくて、心の栄養になったりもする。
けれども、人を都合よく動かすためだけの褒め言葉というものもあるのだと、大人になってから気付いた。
コミュニケーションの中で、
「ありがとう、〜するなんてすごいね。」
と、感謝の言葉に添えて褒め言葉を使うことはしょっちゅうあると思う。
相手を尊重し、大切に思っているとき、こうした言葉は純粋な尊敬の念が込められていると思うし、時に信頼関係を深めたり、成長を促したりするよい言葉であると思う。
一方で、相手を尊重することを忘れて、「褒めれば相手が動く」と理解するや否や都合よく相手を褒めるという場面が時としてある。
特にこれは、大人が子どもによく使ってしまうように感じている。
相手へのリスペクトなしに、「人を都合よく動かすための褒め言葉」を私は自分でなるべく使わないようにしたいと思っている。
使わないようにしたいな、と思いながらも時々無意識のうちに使ってしまっている傲慢な自分がいて、よく考えながら褒め言葉と向き合いたいなと思っている。
人を褒めるというのは、難しく、だからこそ尊いものであるな、と感じている。
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