12月10日
朝起きたときは、なんだかもやもやをまとっていたのが、しばらくしたら抜けてきて、久しぶりに調子が戻ってきた。
隣の空き家が取り壊されて、朝、キッチンがいつもより明るくて気持ちいい光が入っていた。部屋をきれいにしたくなり、洗濯と床掃除をする。
夕方からダンスのワークショップ。横須賀線に乗っていると、西陽が差し込んできてまぶしいけど心地がいい。車内全体が光に包まれてあたたかい。東京に着いてからも、手足があたたかく全身が巡ってきたかんじがある。
子どもの頃お腹が弱かった私は、お腹がすっきりすることが本当に少なかったのだけど、ここ最近すっきりできることが増えてきていて、今日もひさしぶりにすっきり。お腹の調子がいいと、気分がまるで変わるからおもしろい。なんでもできそうな気がしてくる。
すると、今日のWSのテーマが「分解」だったのがなんだかリンクした。生命の本質は分解、という藤原辰志さんの「分解の哲学」をベースにしたものだった。家を出た時に、落ち葉を掃いていたご近所さんのことも思い出した。分解。振動。
昨日まではなんだかもやもやと、東京に出るのも億劫になっていたけれど、やはり行ってよかった。気づきはいつも外側にあるし、コンテンポラリーダンスのワークショップでは、普段話しても理解してもらえないような感覚的なことが共通言語のようにあることがすごく心地よくてのびのびとできる。