11月29日
冬の入り口とは思えない、生ぬるい気温。午後、嵐のように雨が降ってきた。
春のはじめのような不思議な天気に、堰き止めていた感情があふれてきた。言葉にしきれないが、さみしさのようなもの。自分の素直な気持ちにまだまだ蓋をしていた。こう思ってはいけない、とどこかで思っていたのだろう。でも、気がついてスッキリした。発散しつつ、変化しつづける。
思考に捉われずに、身体を、手を、動かしていく。起きたことに対しても、問題意識をもって眺めない。問題は大きくなるから。でも、なかったことにもしない。
ねこは撫でると全身を委ねてきて、本当に気持ちよさそうな顔をする。小さな鼻息。