12月31日
しばらく更新が途絶えていた。12月の後半にコロナにかかり、しばらくただ寝て起きる生活が続いていたからだ。いまも少し身体に名残はあるけれど、ようやく普通の生活が戻ってきた。
今日は年が明ける前に、そこから感じたことを書いておかなければと思って書いている。
私はいつも身体に大切なことを教えられている。今回、強い倦怠感で身体が自由に動かせず、ただただ寝て回復を待つことしかできなかった。アルバイトも代わってもらい、人に迷惑をかけてしまっているという焦りや、年末にやりたいと思ってたことが何もできなくなるという不安がはじめはあった。
しかし、無理して出勤した日は結局立っているのもつらくて早退することになった。無理しても無理なものは無理。その程度は自分にしかわからないから、きちんと他者に対して説明しなくてはならない。無理すれば全部なんとかなると思ってはいけない。それでなんとかなるならその方が楽だと思ってしまいがちだけれど、自分の身体を無視してはいいことがないし、自分だけで解決しようとするのは、社会との繋がりや循環が上手く巡らない。
ちゃんと休もうと思えたら、こうして休ませてもらえていること、職場の人たちや家族の協力や心遣いのありがたさに感謝する気持ちが自然に上回ってきた。それ以上に、自分にできることできちんとあとからでも返していけばいいと思えた。この状況をありがたく受け取り、そして私も困っている人がいたらすすんで力を貸したい。そうやって、自分の力を発揮できるときに発揮できる場所で社会に還元していくこと。恐縮するのではなく、愛を受け取って、愛を与えること。ないがしろにせず、真正面でそれを行うことにはむしろ勇気が必要で、私はその勇気をもっていたい。
そして、元気な身体に戻るために日々頑張っていた自分の身体にもありがとうと思う。自分の身体ならどうにか回復してくれるだろうという信頼感もあった。においがしなくなったり、体調が昨日となんら変わっていないように思えても、よくよく感じれば、本当に少しずつだけれど良くなっていた。
やりたいことがたくさんあって焦っていたのと、それが本気で取り組んでいることなのかどうかを今回少し立ち止まって考えなさい、という時間だったのかもしれない。そして、それを元気に行うためには、身体がすこやかでなくてはならないというあたりまえなことに立ち返る時間だった。最近、身体のケアをあまりせずに気持ちで突っ走っていたからだろう。
それでなんとかなる人もいるのかも知れないけれど、私の繊細で頑丈な身体は、よくよく耳をすませて声を聴く必要がある。ちゃんと意識していたらとても頑丈で元気だけれど、無視するとすぐに心とバラバラになっていろんな不調が出てくる。
2023年は身体の声を第一に聴く。健康状態に限らず、書くことや踊ることでも、身体を感じることを忘れなければ、上手くいく気がする。とにかくいつでも身体に戻ってきて、やると決めたことを続けよう。