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1人ひとりの物語

今ある習い事をしている。通い始めて2年。明日でいったん一区切りを迎えるのだけど、この教室で出会ったお姉さま方が素敵で大好きなので、綴っておこうと思った。

同じ教室には最初私を含めて5人いたのだけど、旦那さんの転勤だったり仕事の忙しさだったりで、最終的には私と高校生の娘さんがいる方の2人になった。

最初は、年の離れたクラスメートに少し緊張していたけど、だんだんいろんなことを話すようになって。大学生のお子さんのいる先生と3人で、教室の時間中いろんな話をするようになった。

クラスメイトのIさんは、会社員と主婦をこなすかっこいいお母さん。憎まれ口に旦那さまと娘さまの話をされるけど、素敵な家族なんだと思う。この間娘さんが高校を卒業され、子育てがひと段落したからと、自分の興味があったことを学ぶために大学に行くことを考えているらしい。

アパレルの仕事から専業主婦になり、子育てが一段落したところで新しい世界に魅了されて講師になった先生。いつもにこにこ笑顔、時にはびしっと指導もいただくけれど、覚えの悪い私に本当に根気強く教えてくださる。スマホの使いこなしがすごい。今は習い事として合気道もしているらしい。かっこよすぎる。

興味があったことを習い始めて、そのこと自体ももちろんよかったと思ってるのだけど、こういう大人の女性たちに出逢えたことが、私にはとっても大きかった。

働くこと、お母さんをすること、旦那さんのこと、お金を稼ぐこと、趣味のこと、これからのこと・・人生の先輩たちの話は(彼女たちはそうは思ってないと思うけど)、とても楽しい。すっごくリアルだからだと思う。

当たり前だけど、みんなそれぞれの人生があって、自分を生きている。1人の人が生まれてから最後の日がくるまでの日々って、すごく壮大なストーリーなんだと思う。たとえ大きな偉業を成し遂げたりなんてしていなくても。

帰りの電車の中、ここにいる全ての人に1人ひとりの人生があると思うと、なんだかインタビューでもしてみたい気持ちになった。


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