仲がいいって
夜、LINEの返信をしたら友達から電話がかかってきた。
電話がかかってくることはあんまりないから、びっくりして聞いた。「どうしたん?」と。そしたら、「大したことじゃないけどちょっと面倒なことがあったから聞いて欲しくて。」と。
なんかうれしかった。
ここまで生きてきた今だからわかる。
私は、女友達を欲していたのだと。
昔から、女子のグループちっくなところが苦手だった。だから、本当に仲がいい、自分が素直になれる女友達を見つけることは、私には結構難易度が高かった。
自分は仲がいいと思っても、相手はどう思っているかわからない。そんな怖さもあったのかもしれない。
小中学校は結構しんどくて、高校からちらほらと気の合う友達と出会えるようになっていった。
あれから10年ちょっと、そんな友達との仲は一層深まっていると思う。
サバサバした自分の性格を、特に包み隠さず付き合ってきた友達。
社会人になって数年たった今、素直な気持ちで、考えていることを話せる。時には熱い話も、真剣に。そんな友達がいる私は、幸せだと思う。
仲がいいって、なんでも話せる関係とイコールではないのかもしれない、と最近思った。
何かあったとき、それは嬉しいことでも悲しいことでも腹が立つことでも、そんなときに話したいと思う相手として頭に浮かぶ存在、それが仲がいいってことなのかもしれないなと。
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