【検定】統計検定準1級の合格体験記
統計検定準1級に合格しました!
同じ志で、頑張っている人の参考になれば幸いです。
1 統計検定準1級について
1.1 自分の受験結果
70点で合格しました。(各セクションで合格ライン越えていたので安心)
試験中の感覚としては・・
・自信をもって解答:6割
・2択まで絞れた:2割
・全く分からない:2割
1.2 統計検定準1級とは?
CBT方式(試験会場のPCで行う試験)の中では一番難易度が高い試験です。
2級が統計の概念の基礎で、準1級は実践的な分析手法を学ぶ内容です。
この記事がよくまとまって、分かりやすいです。https://ukatta.jp/toukeikentei-grade-pre1/
このサイトによると、レベル感としてはデータサイエンティストとして「独り立ちレベル」とのこと。
ただ独り立ちって言われてもピンとこない。。
滋賀大学のサイトで、大学でいうと独り立ち修士修了レベルと記載がありました。ちなみに、滋賀大学のデータサイエンス研究科では統計検定準1級に合格すると、統計学の入試が満点で換算されるそうです。
2 勉強方法&使用したリソース
2.1 使用したリソース
・ワークブック:この1冊を極めるのが合格の近道です。(他は補助)
・Yuya Kawaguchiさんの公開情報:ワークブックの弱点はとにかく説明不足なこと。各問題の解法や考え方を分かりやすく教えてくれます。Facebookグループにも入れていただいて活用しました!YoutubeやUdemyの有料講座も全部利用しました。オススメです。
・Youtubeいろいろ:統計検定に特化するコンテンツは少ないですが、分からない分野や、数学の部分を分かりやすく教えてくれる人がいます。名前だけ紹介します。
・よびのり
・Aicia Solid
・田中嘉博
・ChatGPT:分からないことを対話的に聞けます。例えばこんな感じです。
最尤推定量の例は色々ありますが、問題を解いていると「じゃない例」が分からなくなってきた時とか・・。助けてもらいました。(こういう頭悪いと思われる質問を遠慮なく聞けるのも良い!)
2.2 勉強時間
(転職や引っ越し、心が折れた期間もあって休暇期間もありつつ)6ヶ月くらいやりました。だいたい300時間くらいだと思います。
コツコツとやりました。1日3時間よりも1週間で毎日30分の精神。
3 合格のコツ
3.1 早めに1回目を受けてみる
最初に過去問を中心に勉強していたのですが、個人的な感覚としてはPBT時代の過去問とは傾向もレベルも違うと感じました。一発合格でなくて良いなら、まずは知るために受けてみると良いと思います。
3.2 範囲が広くて難しいものだと割り切る
範囲が広いのでコツコツ勉強すること。仕事しながらというのもあり、よく気持ちが焦りました。私は1日3時間より30分×6日間で無理しない、というメンタルで乗り切りました。
(仕事後や土日に遊ばず勉強してたのに、いつまでも理解できなかったり不合格になると、心が折れます。。気を張りすぎない!)
3.3 イメージと理解を大事にする。暗記に頼らない。
とにかく理解することが大事です。問題を解きながら、自分にない知識を調べて理解するのがなにより大切だと思いました。
暗記して解けるようにせず、1章ずつ理解を諦めないのがコツです。
3.4 どうしても分からない問題は切る
どうしても理解できないところは諦めましょう。シミュレーションやMDS、その他多変量解析の部分は、私は切りました。優秀賞を目指さなければ、完璧でなくても問題ないはずです。
4 感想
資格を取って、データコンサルとして自信がぐっと増えそうです。少なくとも統計は「ある程度わかります」と言えそうです。
ただそれだけなく、6ヶ月間の自分との戦いはただの資格じゃなくて、自分を成長させてくれる一歩になるはずです。