【#002】AI:ソムニウムファイル【ゲーム備忘録】
AI:ソムニウムファイル
短評
ゲーム備忘録を書きたいなと思ったきっかけのゲーム。
推理ゲームながらも、「ソムニウム」内の探索など、独自要素が多い。
ソムニウム内での選択によりシナリオが分岐し、起こりゆく事件を推理する。が、どうにも手ごたえがない。そうして積み重なった推理・出来事のすべてが繋がり、快感に殴られる。
結局さ、みんなスパイクチュンソフトの推理ゲー好きだよね?ね?
物語の中で様々な分岐が生じ、それら時系列がツリーのように連なっていく。それぞれのツリーの先で見届けた結末から、事件の大元、核心へ少しずつにじり寄っていく感じがたまらない。
実際にこのゲームをした際、展開の予想が全くつかなかった。
時系列分岐だからこそ、ある世界線で知り得ぬ情報が生じる。こちらの世界線で死んでしまっていた人物がもしこのタイミングで生きていたら、こんな行動をして、それが結末に影響を及ぼしてしまう。そんな、「もし」がたくさん生じ、事件の全容をうやむやにしてしまう。
だからこそ、すべての点が線に繋がった瞬間の身の毛もよだつような感覚はすさまじかった。
ゲームのタイトルにも冠される、人の夢世界「ソムニウム」を探索し、のぞいて分かった事実を繋ぎ合わせ、「真実」を探す。
そんなゲーム。