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カナダ留学日記35 ケンジントンマーケット

私の洋服事情について

トロントに来てから私はなるべく倹約を心掛けている。(ミュージカルに金を使ってはいるが)服はバリュービレッジで中古の物しか買っていないし、買い物に行くのにも、遠出をして安いスーパーマーケットに行ってる。買い食いもほとんどしないし、毎日自炊し、朝も早く起きてお弁当を手作りしている。なるべく最小限の出費で!!!が私のモットーである。
もちろん友達と遊ぶ時は別だ。普通に外食もするし、娯楽にも使う。

そんなわけで私は毎日ズボンにTシャツといった格好で生活しているのだが、ありがたいことに周りから全く浮かない。カナダでダウンタウに遊びに行ったり買い物に出かけたりするとわかるのだが、意外にも服装に無頓着な人が多い。というより、色んな国籍の人たちが生活しているので、みんなそれぞれ思い思いの服を普通に着ていると言った感じだ。もちろんハリウッド女優さんのような、ものすごくおしゃれな人もいるのだが、大半は私のようなシンプルな服装をしている。日本人的に驚くポイントとして、露出の多い人がたくさんいるというのもあると思う。日本人の男性の友達は「目のやり場に困る」と笑っていた。
日本で電車に乗った時のことを思い出すと、大体の人たちは今時の服を着て、きちんと髪の毛をセットして、「他所行き」の自分を演出していたように思う。「普段着」と言ってもそれなりに敷居が高いイメージがあった。私はおしゃれをするのが面倒臭いと思ってしまうタチなので、トロントのように、他人の服装や髪型に関心を持ちすぎないような空気が結構心地よい。


ケンジントンマーケット

とは言っても、友達と遊びに行くのに何着か他所行きの服が欲しいなあという気持ちももちろんあった。複雑なコーディネートができないので、ワンピースが良い。しかし、ショッピングセンターに行ってもアウトレットに行ってもあまり好みのものが見つけられずにいた。

ところがある日、友達とケンジントンマーケットに遊びに行って驚いた。あちこちに洋服のビンテージショップがあったのだ。店にもよるが、そんなに高くない。むしろ安い。物によってはバリュービレッジよりも安い。日本でいうところの「レトロ」な趣のある可愛いワンピースもたくさんあった。ある店では、私の好みど真ん中といった感じの洋服を見つけることができてものすごくテンションが上がったことを覚えている。日本では買えないようなデザインが多く、お金さえあれば全部買い占めたい〜!と思った。
その日はSALE品の10ドルのワンピースを買って帰ったが、やはり着ていると気分が良かった。学校でも友達が褒めてくれて嬉しかった。
なんだかんだでおしゃれするのも楽しいのである。
さらに、ケンジントンマーケットは私の住んでいるシェアハウスから徒歩で行ける距離なので、それも嬉しかった。ダウンタウン最高・・・。

それからは暇を見つけては学校帰りにケンジントンマーケットを覗くようになった。洋服はもちろんLOFTに売っているような面白い品物や可愛いアクセサリーも買うことができる。カフェもたくさんある。私の中では、トロントのおすすめの観光地のうちかなり上位にランクインする。

ただ、そこらじゅうから大麻の匂いがすることもあるので、苦手な人は注意したほうが良いかもしれない。大麻の匂いが好きな人ってなかなかいないと思うが・・・・

生地もしっかりしていて良い


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