カナダ留学日記53 祝!パスウェイ終了!
12月某日。私はついにパスウェイの全過程を終え、クラスを卒業することになった。卒後、とは言っても、私はまだ同じ学校に残って授業を受けるので大して変わりはないのだが、クラスメイトの1人はオタワのカレッジに通うため、年末にトロントを出発してしまうことになっていた。せっかくなので、クラスのみんなで最後にサムギョプサル(韓国式焼肉)のお店に行こう!と計画していたのだが、この日は大雪に……先生曰く、交通機関が止まるかもしれないから早めに帰った方がいいとのことだった。
私「雪も心配だし、焼肉はキャンセルして帰る?」
日本人クラスメイト「そうだね。みんな家遠いしね。」
という会話をしていたところ、
ギリシア人クラスメイト「近くのバーでいいから行こう!!」
香港人クラスメイト「せっかく貴方たちの最後の日なんだから!」
ということで、学校近くのイングリッシュパブに行くことに。日本人以外のクラスメイトは、あまり雪の心配はしていないようだった。もしかして日本人は天候に対して心配性というか、安全志向になりがちなのかも!?と驚いた。みんなで楽しく話しているうちに元気も出てきて、いざイングリッシュパブへ!
外は雪というか、ほとんど雨であった。風が強く、地面もべちゃべちゃですごく歩きにくい。これはとても遠出はできない。学校の周りにお店があって良かった・・・!!!!!
私たちのテーブルを担当してくれたウェイターのお兄さんがとても面白い人で、通りかかるたびに声をかけてくれたり話を振ってくれたりした。
前の実録漫画の記事に載せてた漫画はこの日の出来事である。
私は5月28日にトロントに来たのだが、本当にいい時期だったなあと思う。何もかもが真新しくて、目に映るもの全てが新鮮…そんな初々しい頃に、カナダの一番いい時期を楽しめたと思う。
この日は木曜日。モジュールの最終週の金曜日は毎回フィードバックだけなので、自宅からオンラインで受講する。10分で終了するので、その後は自由に過ごすことができる。ちょっとした3連休気分である。金曜日はのんびりと過ごし(天気もそんなによくなかったので)土曜日はいつも通り日本語学校のボランティアに参加した。この日は2022年最後の日本語学校の日で、学校からクリスマスプレゼントをもらうことができた。冬はチョコレートが食べたくなるのでありがたい・・・
さて、次の月曜日。私の語学学校も2022年最後の週である。パスウェイを終えたし、どうせあと1週間しかないんだから、バケーションをとってちょっと早めの冬休みを楽しんじゃおうかな〜?と思う心もあったが、家にいても特にやることはない。時間を無駄にするかもしれない…という心配があったので、キリは悪いが、別のコースを受講することにした。
私が12月の終わりから現在にかけて受講しているクラスは、「IELTS Master」クラスである。日本では英語の資格といえばTOIECとかTOEFLが有名だと思うのだが、アメリカやカナダではこのIELTSがメジャーである。一度テストを受けるのに2万円くらいかかり、しかも有効期限があって、2年ごとに受け直さなくてはいけないそうだ。私はこのIELTSを受ける予定はないのだが、アカデミックなエリアでのリーディングやライティングをもっと練習したかったので、こちらのコースを選んだ。
当然といえば当然なのだが、パスウェイのクラスとは雰囲気も生徒のモチベーションもまるで違う。みんな遅刻欠席は当たり前で、10以上いるクラスで5人しか集まらない…という日もある。こういう環境で、流されないように頑張る力も必要である…と思いつつ、私も最近気が抜けすぎているようにも思う。また気を引き締めねばな…と思いながら今この記事を書いている。
そういえば、クリスマスの週ということで、学校でクリスマスランチのイベントが開催された。昼食時間に、学校のロビーでクリスマスランチ(おかずを何種類か)用意してくれるのである。
ラズベリーソーダ、ポテトサラダ、ミートボール、野菜スティック、春巻き、チップス、名前を忘れたがインドの料理(中央)、エッグノッグである。
この「エッグノッグ」がクリスマスの定番の飲み物で、玉子、クリーム、スパイス、ラム酒などが混ぜられているらしい。味に関しては50−50で好き嫌いが分かれるそう。私は美味しく飲めたが、甘ったるくて苦手!という人もいるようだ。クリーミーな甘いお酒…ということで、味はカルーアミルクに近い気がする。
なんだかんだであっという間に1年が終わってしまう。特に、カナダにきてからの半年間は本当にあっという間であった。しみじみしながら、今年最後の授業の1週間を終えたのであった。
年末から日記を毎日書いているうちに、なんだかリアルタイムに追いついてきた。そのうちネタがなくなりそうである。とりあえずまた次回の記事で、年末の様子をお伝えしようと思う。