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カナダ留学日記67 ニューヨークふたたび!

ニューヨークの魅力
以前の記事でも書いたが、私は11月にニューヨークに行った。かなり大変な旅だったのだが、帰宅後はまた行きたくてたまらなくなっていた。私の周りの学生たちも、ニューヨークへの再旅行率はめちゃくちゃ高い。なんなら1年のうちに3回旅行に行った子もいる。トロントに我々にとっては比較的アクセスが良好で魅力的な場所なのである。

一度は落ち着いた「ニューヨーク欲」(言いにくい)だが、タイムズスクエアでのニューイヤーカウントダウンの旅から帰ってきたばかりの友達の熱量に触発され、「もう一回行くぞ!!!」と決めた。2人ともNY経験済みなので、特に迷うこともなくスムーズに旅程を組むことができた。

あまりにもラクショー!!!
去年の11月…私は1人で無理な日程でNY旅行を決行した。メンタル的にあまりにもしんどかったので、そのことを記事にしたら10回もかかってしまったくらいであった。

それに比べて、今回は
・初めての旅行先ではない
・友達と2人
・日程的にも余裕がある

ということで、何もかもがラクショーであった。なんの困り事もなくて、実は記事にできるほどのことがないくらいである。本当にただの観光。「旅先のトラブル」は無いに越したことはないが、帰宅後に日記のネタにできるという点ではそれほど悪くないことだったのかもしれない。いや、でもやはりトラブルは無い方がいいな…

とりあえず覚えていることだけでも書いておこうと思う。

バス
今回も、前回私が使ったのと同じバスを使った。もちろん前回ギリギリで申請が通ったあのエスタ……エスタは一度申請するとそこから2年間有効なため、今回はなんの心配もなく、バスドライバーに怒られることもなく、無事にバスに乗り込むことができた。バスは混んでいたが、友達と2人組だったので隣の席に座って安心して過ごすことができた。

入国審査
入国審査も至ってスムーズだ。基本的には「エスタある?」「はい」「OK」これでだけである。ただ、私の担当の審査員の人が怖めのお姉さんでちょっとビクビクした。私の横で審査を受けていた友達は、担当の人が気さくなおじさんで、楽しそうに話していたので「いいな〜」と思った。

私「ハロー^^これがパスポートです。」

お姉さん(ムスッとしてる)「どこから来たの?」

私「え?」(早口で聞き取れなかった)

お姉さん「ハァ…(ため息) どこの、国から、来たの?」

私「あ、日本です…今はトロントに住んでます。すいません」

お姉さん「目的は?」「何日間?」「どこ泊まるの?」「ホテルの住所は?」

無表情ならまだいいのだが、あからさまにイライラした態度で聞かれたので恐縮してしまった。多分、こういう場所では毅然とした態度で、相手に威圧感を与えながら職務を真っ当しなかればいけないのだろう。もしくは単にお姉さんがイライラしていただけか…?私はビクビクしながらもとりあえず全てに答えた。

隣の友達は、おじさんと「どこから来たの?どこ行くの?ヘーイ!楽しんでね!」といった感じで1分もかからずに審査を終了していた。

お姉さん「ねえ、ちゃんと質問してる?」

おじさん「こんなん軽くでいいよ」

お姉さん「私はそういうの好きじゃないですね」

みたいなやりとりもしていた。お姉さんの方がマニュアルにきちんと従っているタイプなのかもしれない。

お姉さん「指紋取るから指出して」

私「ハイ…」

お姉さん「あなたの立場は?」

私「立場?…ああ!留学生です。」

お姉さん「証明」

私「証明?」

お姉さん「何か証明できる書類出してくれる!?」

私「アワワ…これ学生ビザです;;;」

あまりにも私がトロくさいのでイライラさせてしまったかもしれない。
先に審査を終えて待っていた友達に「めっちゃ怖そうな人じゃなかった!?てか長いし!大丈夫だった!?」と心配された。彼女は指紋も取らなかったし、ビザも見せなくてよかったらしい。
私はもちろんお姉さんにビクビクはしていたが、前回のエスタの申請忘れからのハラハラドキドキの入国審査に比べればなんともなかった。胆力がハンパない「アカギ」の赤木シゲルくんも「一度死線をくぐっちまうことさ…」と言っていたから、どんな悪い経験も役に立つということだ(?)


運転手交代のタイミングの罠(?)
前回と同じように、入国審査を終えたらバスの運転手交代のために途中のターミナルで降りて1時間ほど待つ時間があった。今回は友達がいるので、安心して気を抜いていたのだが、ここでとんでもないミスをしてしまう。
バスの出発時間が近づくと、バスに乗り込む人が列を作り出した。「別に焦らなくてもいいか〜」と思って、私たちは早くからは並ばず、バスに乗り込む順番は最後になった。
しかし、実はこのターミナルから乗り込んでくる新たな乗客が結構な数いたのである。バスに戻ってみると、先ほど我々が座っていた席は別の人が座っており、2人がけで座れる座席はもうなくなっていた。我々は仕方なく、別々に、「お隣座っていいですか…;;;」と先客に声をかけて隣に座らせてもらうことにした。
私が声をかけた先にはお姉さんが座っていて、「もちろん!どうぞ!」と迎え入れてくれた。「NYに行くの?私も!母がNYに住んでるから、内緒で行って驚かせたいの!あ、グミ食べる?」といった感じで会話も弾み、とても良かった。
唯一しんどかったのは、そのお姉さんが体格の良い方だったので、体が私の座っている座席まではみ出していて、窮屈だったことだ。そのままの体勢で約9時間ほど過ごしたので、翌朝NYに到着した時には体がバキバキになっていた。せっかく友達と2人で行ったのに、長い時間、隣に座って安心して快適に過ごせなかったのが今回の後悔である。


いきなり個別行動
なんだかんだあって無事にNYに到着した。今回はインターネットの予約サイトを駆使して、友達がダウンタウンのど真ん中の良いホテルを予約してくれたので(しかも安い!)朝からホテルに荷物を預けることができた。ホテルのきれいなトイレで歯磨き、化粧もできた。めちゃくちゃ快適な滑り出しである。ちなみに我々のNYの予定は全く別だったので、一日目から個別行動開始である。夕飯だけ一緒に食べることにして、あとは全くの自由。年齢の近い友達同士なので、こういうところも楽であった。

私の予定
・ミュージカル!
・NYの街並み観光!
・MOma美術館!

友達の予定
・自然史博物館!
・メトロポリタン美術館!
・MOma美術館!
・国連本部!
・チェルシーマーケット!

携帯はどうするか!?
さて、今回の私の唯一の懸念事項は携帯電話である。というのも、友達と来ているのだから何かあった時のために連絡ができるようにしなくてはいけない。(前回は一人旅だったので携帯は使わずに地図を頼りに観光していた)
友達はインターネット経由で契約して、アメリカで2Gまでインターネットが使えるサービスに登録していたが、私はフリーSIMを使ってみることにした。

私が今回使ったフリーSIMは「Mint Mobile」である。

写真を撮り忘れてしまったのでインターネット上の画像ですいません

この、7daysトライアル(250MG)のSIMカードを使った。容量は少ないが、節約しながら使っていれば、3日くらいはもつ。しかも2ドルなので安い。(日本円にすると税込で400円くらいになってしまうが…)


ちなみにNYのグランドセントラルターミナル駅の側のBest Buyで買った。

タイムズスクエアから徒歩で行ける

使い方

①先にこのMint Mobileのアプリを携帯に入れておく。
APPストアで検索すれば見つかるし、パッケージに載っているQRコードからもDLできる。

②パッケージを開封する。
 SIMカードが入っており、パッケージの内側にはコード(英数字)がかかれている。

③SIMカードを入れ替える。
 携帯のSIMカード入れを開けるための細いピンも同封されているので安心。自分が元々使っていたSIMカードを無くさないように入れ物を用意しておくといいかもしれない。

④Mint Mobileのアプリを起動する。
「Activate」を選択し、コードを入力する。

これで使えるようになるので手順も簡単!面倒な契約もセットアップもいらない!

注意点
私がコードを入力したときに、ちょっと困ったことがあった。というのも、コードをそのまんま入力したらエラーになったのだ。
「ハ!?」という感じだが、例えば記載されたコードが「11AB234C5DEF」だったとして、そのまま「11AB234C5DEF」と入力したらエラーになったのだ。私は焦った。カメラでコードを読み込むこともできたのでそれもやってみたが、ダメであった。「完全に一致してるのに、どういうことぉ!?」と4〜5回試してみてダメだったので、諦めかけたその時…小文字を使って「11ab234c5def」と入力したらあっけなく通った。だったらそもそも小文字表記で載せといてくれよ!と怒りたくなったが、とりあえずこれでインターネットが使えるようになったのでよしとした。

ちなみに250MGは本当に容量が少ないので、必要な時以外は機内モードにしておくことをオススメする。SNS見たり写真投稿したりしてるとあっという間に使い切ってしまう。気兼ねなくインターネットを使いまくりたい場合は、このトライアルSIMカードは不向きである。


一つの記事だけで終わらせようと思ったが、なんだかんだで長くなってしまった。続きはまた次回にすることにする。

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