点と点がつながる。
愛とは信念の行為であり、わずかな信念しかもっていない人は、わずかしか愛することができない。
エーリッヒ・フロム
わたしにとって、愛の話ってすごく好きなテーマ。
先日も、ふとして見たTwitterに、想像するということは愛だ、というつぶやきがあった。すごく響いた。
学生時代、英文学を専攻した。そのゼミで、Doris Lessing “The Grass Is Singing“を読み解く際に、image がキーワードだったのを今だに覚えている。
アフリカの植民地を舞台に、白人の女性がアフリカ人の男性に殺害される。けれども、その悲劇の背景にあるのは、それぞれがそれぞれの立場を想像できないということではないか、という時代へのメッセージがあったようだ。実際、作品中には image の単語がよく出てきていた。
相手の立場や気持ちを想像する。相手が少しでも安心するように。ほっとするように。笑顔になってもらえるように。その心配りはとても優しく平和な行為に思える。
先日、love の語源を知った。
Listen 聴く。Overlook 可能性を見通す。Voice あたたかな声掛け。Excuse 赦す。
相手を心から知ろうとすること、心を配ること。いまじゃない、相手の未来の可能性を信じること。
他人に与えることができる最大の贈り物は、相手の成功を期待することだ。
エイブラハム
みんな、ひとりひとりが、それぞれ一生懸命に自分を生きている。だからこそ、みんなが幸せでいてほしいけど、他人はなにもしてあげられない。相手を変えることはできない。
けれども、想像と愛を与えることはできる。
Steve Jobs は、自分の人生の経験から、点と点がいつかつながって線となる、と話していた。
わたしの人生の中で、image と love がつながった瞬間。