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少子化について本気で考える⑶【バナナ編➁】
前回のあらすじ
遺伝子は見事なコピー能力とミス能力を発揮し、われわれがバナナであったときから『時の試練』に耐えてきて、一歩間違えるとアゴがのびる罠も潜んでいるという、壮大なものだった。
今回はその続編であるが、バナナ編というふざけた題名とは反して、現実を書かなければならない。
心と視野が寛大で、なおかつ空の雲の形で遊べる人だけ読み進めるといいよ。
おまえ、酵母時代と同じ仕組みで生きてるぞ。
『グーグル先生すら存在していない原始人の知能って、おそらく未発達だったのだろう。』
イノベーションによって我々はより便利な社会を体感し、技術面だけが加速進化しすぎたあまり昔の人を小ばかにしがちだが、サルがサル目ヒト科ヒト族となったその時から遺伝子的にはあまり大きな変化は起こっていない。
遺伝子が同じということは、人体を形作る地図が同じということである。
すなわち脳が同じなのである。
食べ物を集め、狩りをして、穴を掘っていた数万年前のホモサピエンスは、2021年になってもパソコンでエロ画像を集め、モンハンして、相変わらず穴を掘って生きているのだ。
こんにちの人類が掘る穴は多種多様を極めるが、今日私が掘った穴は墓穴である。この壮大な遺伝子の話をバナナ編としたことを、早くも後悔しているからだ。
原始人にパソコンを与えたら、三大欲求に従いエロ画像を検索しだすはずである。何ら変わらない。
昔、ドリーという羊がいたよね。
ショーンではなく、ドリーである。
羊のドリーがコピーされて誕生したけれど、寿命は0歳スタートではなかった有名な羊界のクローンである。
なぜクローンにすると寿命が縮まってしまうのか。
遺伝子の先っぽについているテロメアの残量が減ったまま子どもに譲渡されたからだ。
コピー機とインクのように、テロメアがなくなると、遺伝子はコピーされなくなる。
新しいインクを入れればいいじゃないって?
日本のプリンターが、純正インクを買うよりも本体を買い替えたほうが得というアコギな商売をしているのと同じように、細胞プリンターも本体を買い替えた方が得と遺伝子自身が判断したらしい。
遺伝子よ、おまえもそっち側だったのか。
つまり子どもに遺伝子がおニューな感じで受け継がれるのだ。
もちろん、細胞プリンターを使い切って動かなくなった後、焼却処分されるのは人体である。合掌。
金色コイキングがポケモンGOで出た時の興奮
日本人の男と女、どっちが多いでしょうか?
答えは女ですが、私は、男と答えたあなたも正解とする。
『世代によって異なる。』からだ。
バナナ編①で触れたが、Y遺伝子は小さくて軽い事実があるので、その結果子宮内で泳ぐスピードが上がり、受精率が若干上がる。
だから男子の方が多く産まれてくる。
大体5年くらいで10万人くらい男が多く生まれてくる。
そしてもし18歳から35歳の女性がいたら、激レアコイキングと思っている。
『若い女性がコイキング』という表現方法で気分を害する人がいるだろうか?
ただのコイキングではない。金色のコイキングである。
ぴちぴちであり、進化すると赤色のギャラドスになるのだ。
女の私が発言しても、ハラスメント案件であろうか?
言論の自由の女神の火を灯したいが、本題はそこではない。
フロンティアさがし
日本人の平均年齢約50歳、女の1/2が50歳超え、そのうちの子どもを排除したら出産適齢期の女は金色コイキングに例えてもいいほど少ないのだ。
そして毎年、金色出現率は少子化によって下がっていく。
出会い系をいくらやっても全然マッチングしないのは、出会い系の女がサクラなのではなく、Y遺伝子が小さいせいだ。
つまり男のほうの母数が多いからだ。
それが日本のリアルである。
老人の国の真逆を行くのはアフリカである。
もしかしたらアフリカがフロンティアかもしれない。
みんな超若い。明るい未来、アフリカ。
中国は一人っ子政策で男児を選択したら、“極端に少なくなった女“は優位に生存できた話を聞いたことがある。
産業編で触れたかもしれないが、資本社会に住む我々なら、需要と供給という大原則があることは万人が知っている。
資本主義では、需要に対して供給できる数が少ないほど価値があると判断される。
若い女が資本主義界で(一部の事象に対してだが)有利であったりするのも、この原理が働いているからだ。
しかし、若さというものは時間の経過とともに消滅してしまうものなので、取り扱いには十分注意が必要である。
60歳以降は女が多い。
ばばぁ余り現象。
いつから女は女神からばばぁになるのか?
男女の数が逆転した時か?
繁殖能力がなくなった時か?
年齢ではなく需要があれば女神だし、なくなれば ばばぁ なのかもしれない。
ばばぁほど強くたくましく楽しそうに生きている印象があるが、私も同じ年代にならないと分からない大変な事も多いだろう。
いつまでも失われない乙女心は複雑である。
悲しい現実
悲しい事実だが、日本の男は人生の途中で色々あって減りまくる。
『生活習慣』『ホルモンの影響』『基礎代謝量』で女子の方が長生きという事実がある。
60歳くらいで男女の数は逆転し、女が多くなる。
よく考えると、逆転する年齢が若すぎる。
生まれたときはあんなに多かった男性陣が、どんどんきえてしまう。
私は数字を見て、色々な意味で複雑な気持ちとなり、とても悲しくなった。
これが死因に自殺が含まれる、現代日本なのである。
バナナ編なので深掘りはしない。
いつの日か別の話題のnoteで言及したい。
まとめ
日本では出産適齢の女が毎年激減していく。
男は年齢とともに激減していく。
人間の遺伝子と脳は、昔から変わってない。
死ぬ運命から逃れられない生物は、死ぬ前に遺伝子を残す作業をしてきた。
死と繁殖も遺伝子によってプログラミングされている。
感想
日本人は『墓穴』を掘るのが好きな国民性なのかもしれない。
少子化について考えるとき、自分で自分の墓を掘っていることに気づいていないのか、強制墓穴掘り労働させられているからか、国民全員で深い深い穴を掘りつづけている。『早まった埋葬』である。
わたしもいつも掘って埋まっている。
このnote自体もいつの日か私の墓穴となってしまう日が来るのだろうか。
そのときは『陽気な死者』として埋葬してほしい。
私を長時間パソコンの前に座らせることができるボタンは、ハートです。
次回 精子が腐る偏はこちら↓
https://note.com/marimo8182/n/nafd9d1189e84
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読んだ本と資料
厚生労働省 死因順位(第5位まで)別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/deth8.html
総務省 人口推計
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/202107.pdf
WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か https://www.amazon.co.jp/dp/4478111073/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_8SBP7RX0RY2AEYEVJ5CE
最後の講義 完全版 福岡伸一 https://www.amazon.co.jp/dp/4074391384/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_6YGRM99FPNEQC0CJXE2H
参考資料『金のある元気で健康なじじぃが同世代の元気なばばぁではなく若い女を侍らせている資本社会の縮図』はインスタグラムで随時確認することができる。
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