赤ちゃんの包茎とステロイド/むきむき体操について
男児を産んで直面する事に「下半身の洗い方」がある。
赤ちゃんを育てる、子どもの世話をするには下の世話は必須だが、その際に取り扱いが解らず散々調べた過去があるので、子育てが少し落ち着いた所で後続のためにまとめておこう。
子育てで忙しい人のために先に結論だけ書いておくから、あとは読まなくてもいいよ。
結論
副腎皮質ホルモン(ステロイド)を塗り、少しずつむきむき体操をすることで解決する。
剥いたら絶対に皮を戻そう。
包茎とは
男の子の赤ちゃんは皆、包茎で産まれてくる。
包茎が恥ずかしいというイメージを定着させ大儲けしたのがかの有名な高須クリニックさんだ。
イワシの群れのような包茎男性の大群がひっきりなしに手術に来たらしい。
あのCMは男性自身を男性自身で表現していて、しかも女性には解りずらい表現方法で素晴らしかった。
実際に当時小学生だった私は全く意味がわからないまま無事成長することが出来たし、タートルネックの彼カッコイイとすら思っていた。
まさか男の中の男を表現していたなんて。
あれから20年、女の私も向かい合う時が来たのである。
もしも将来の息子が包茎で独り悩み続けて女性に対して積極的になれないなんて事は、母として何としてでも阻止したい。
医者
医者に頼めば、ビュッ!と剥いてくれる人もいるらしいが、なんとなく頼めなかった。
アメリカでは新生児期に多くの男の子が包皮を切除する手術を行うという情報もあるが、日本では一般的ではない。
そこでママ友やネットなどで「むきむき体操」なるものの存在を知り
ちゃんと剥いた状態で洗わないと後々バイ菌が入って大変なことになるなどの経験談も聞いたりして
ホヤホヤの新生児に対して決意を持っておそるおそる剥いて洗おうとするのである。
剥けない
だが、剥けない。
ビクともしない。
そして混乱するのである。
え?大丈夫?ってくらいしっかりくっついていて、針の穴くらいしか先端がみえないのだ。
先が見えない。
お先真っ暗。
ちょっとでも力を入れると、先端が赤くなる。
本当に薄い肌が破けて血が出そう。
ムリじゃない?
赤ちゃんは痛くないから、痛くないうちに処理をしてあげた方がいいという話もあるが、確実に痛そうだし、泣く。
私には無理だった。
でも何とかしてあげたい。
傷つけたくない気持ちと、ビクともしない皮との戦い。
男児の母親の間では、結構真剣にこの話をしている。
毎日毎日根気よく、針の先端が開くくらいのスピードで皮を伸ばし続けた話も聞いた。
男性はなんとも思ってないかもしれないけど、もしかしたらその下半身は母親の血のにじむ努力が詰まってるかもしれない。
ステロイド
今まで力づくで何とかする話が多かったが、ステロイドを使うと成功するという記事を読んだ。
ちなみに包茎治療で使うくらいの極小量であれば大丈夫らしい。
思春期には男性ホルモン=ステロイドホルモンが増えるという生理現象にもとづいて考案されたこの方法。
副腎皮質ホルモンを含んだ軟膏を使い、5gで、約1~2カ月分使える。
だから1日に塗る量は綿棒で擦ったくらいだ。
塗り始めて2週間程度で包皮口が開く。
赤ちゃんも痛そうに一切しないから安心する。
簡単で効果が高い。
でも思春期に剥けるならそのままでいいのかとも思うが、幼児期は汚い手で絶対いじるし、きちんと洗えていた方が清潔だと思ったんだ。
治療が必要な人
4~5歳になっても包皮の癒着が強くて亀頭が露出せず、放尿するときに穴のサイズが小さくて尿があちこちにとびちったり亀頭包皮炎をくりかえすお子さんは、包皮の癒着を解消するための治療が必要だ。
ステロイドを先端に塗って引っ張ることを1ヶ月繰り返しても変化が無かったら、病院へ行くことをオススメする。
もし悩んでいる人がいたら軟膏を試してみてもいいかもしれない。