可愛げのない私を嫌いにはなれない私
よく、可愛げがないと言われる。斜に構えたものの見方をするだとか、とくにかく可愛げがないと。
可愛げのある人って何だろう。
素直に意見を取り入れる人は可愛げがあるんだろうな。
褒められたことを素直に「ありがとう!」って受け止められる人は可愛げがあるんだろうな。
私には素直さがないなぁと思う。
素直な人はとても可愛げがあると思う。
私自身は結構歪んだものの見方をすると思う。
単語で自分を表すなら、卑屈、意地っ張り、天邪鬼、疑り深い、疑心暗鬼……とかだろうか。
困ってても助けが求められない。どうしていいかわからなくなる。人が素直に人に頼ってるのを見るとなんでそんなことができるの?と自分が嫌になる。時たま素直に頼れる人をうらやましく思う。
あとは褒められても、「そんなことはない」と否定をしてしまう。裏で何か意図があるんじゃないかと勘繰ってしまう。
何かにつけて意地っ張りになってしまう自分は本当に可愛げがないなぁと落ち込む。こんなやつ、嫌だよなぁって。
もっと可愛い物言いができればいいのにね、なんて嫌になる。
可愛い言い方を思いついても、それを言葉にすることをためらう。
でも、結構そういう人って多いんじゃないのかなって思う。素直になりたくても簡単になれなくて。それまで意地をはってたから、どうやって素直になっていいのかわからなくて。
けれど、最近はそれでもいいんじゃないかなとも思う。いつか、意地をはらなくてもいい人に出会えた時に、精一杯可愛げを見せられたらいいんじゃないかって。
あなたにだけ見せるね、って甘えたをとっておこう。甘い甘いデザートはきっと最後に食べた方が美味しい。
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