ニッチ領域において圧倒的なシェアを誇るパッケージメーカーのエンジニア採用支援をさせていただいて約2.5ヶ月。
ダイレクトリクルーティングで使うスカウトメールをリニューアルした結果、応募率が2.8倍跳ね上がった。
スカウト返信後の面談にてどんな部分に興味を持っていただいたのか?
直接応募者の方にお聞きする中で、応募に至るまでの過程を詳細に聞いてみた結果「見えてきたこと」を公開します。
まずエンジニア採用支援のご依頼をいただく際に多いものとしては大きくこの2つがあります。
これらの課題は、本業としているHR特化型のオウンドメディア支援業でもいただくことが多いので、以下の部分にも触れながら採用広報(または採用マーケティングなどと世間では言われている)の視点で書いてみます。
*参考記事:採用広報(=採用マーケティングとは?)
『【採用トレンド】人事は黒子をやめ、「届けたい人」目線で情報発信すべし』
*これが最近読んだ中で一番共感したもの。
スカウトメールの文面はシンプルにした方が効果が良い?!(スカウト文面量と応募率の相関性とは)
まず、以前使われていたスカウト文面はこちらです。
リニューアル前のもので、これは某採用コンサルティング会社が作成されたもの。
ビスリーチやdoda Recruitersなどダイレクトリクルーティングサービスを提供している会社の知り合いに聞いても意外とあるある文面らしいです。
その理由は長文だと最後まで読んでもらえないと思っていて、シンプルなものにしているとのこと。
わからなくもないのですが、私がリニューアルする場合はシンプルさはあまり求めていません。
むしろ結構なボリュームで書いていることが多い。
スカウトメールを書くときに意識していること、実際にやっていることは何かを考えてみました。
結果的にできたのがこれ。
スカウト文面を科学してみる。
何が応募率向上のための一番のキーなのか?!
文章の構成をまとめてみました。
それぞれの項目と意識したことについて
以前書いたこちらのブログもご参考にしてください。
どんなコンテンツが応募時に読まれているか?をまとめています。
流れにするとこんな感じです。
欲を言えば、こんなものも入れたかったのですが…
文字数制限の関係上省略し、求人票に記載しました。
実は一番大切?!
スカウトメールの分量、内容ではなく…あるものがキーに。
採用広報(=採用マーケティング)観点で考えるとこんな感じでしょうか?
転職時におけるユーザーの行動とそれぞれの項目がカバーする領域をまとめてみました。
伝えたいこととしては、興味・関心を持っていただくために何をするのか?ということです。
人が興味を持つときはどんな時なんだろうと考えました。
こんなことがありました!こんなことをやっています!などの事実だけで興味を持つ方もいると思っています。
ただ、その事実の裏にある背景や意図、その過程など見えない部分を知って共感やおもしろそう!と感じた時に、大きく興味を持つものだと僕は思っているので、自分だったら興味を持つか?という視点を常に持っている気がします。
それは文章量や内容ではなく、「文脈」だと思っています。
まとめ
スカウトメール編が思った以上に長文となったので、求人票編は次回で…。