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知っているから助け合えるの話

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ぎんぎん、こんにちは、ノウト!

ウエットなコミュニケーション、という話を前回させていただきました。

この国は日本はもともとは、ウエットなコミュニティでコミュニケーションをして、生活をしてきました。それが良かったのか悪かったのかはわかりません。しかし、この国の風土にはそれが合っていたのだと思ったり思わなかったりします。なんて話はしておりませんが、前回のお話もお読みいただければ幸いです。

隣りに住んでいるひとを日頃から知らなければ、いざ、災害などに会った場合、たちどころに生活が困難になったのだと思います。ひとりではなかなか対策もできなかったのだと思います。

台風などで窓が飛んだ屋根が飛んだ、という場合、職人さんや大工さんなどの人ならば自分で直せるかもしれませんが、そうではない人ならばどうすることもできません。見様見真似で直そうとしても屋根の上に登ろうにも脚立がありません。

今どきならば、業者を呼べばなんてことになりますが、屋根が飛んだのはその人の家だけではありませんから、なかなか業者さんも来てくれません。

ウエットなコミュニティならば、誰かがどこかの家が脚立を持っている可能性は高くなります。職人さんや大工さんでなくても脚立が必要な仕事は趣味はありますからね。

その人に借りにいけばウエットなコミュニケーションを日頃からとっていれば貸してくれるはずです。知らない人が突然来て貸してもらうよりもきっと快く貸してくれるはずです。

ウエットなコミュニティですから、知らない人が突然貸してくれと言ってもきっと貸してくれる可能性も高いです。

しかし、そうなると誰が脚立を持っているのかがわかりません。ウエットなコミュニティならば、「屋根を修理したいんやけど、脚立が・・・」なんて話すだけで、「何々さんが持ってたはずやで、借りて来たるわ」と交渉まで受け持ってくれたりします。

つまりは、助け合うことに何の抵抗もなくできる関係性になれます。

もともとはそんなウエットなコミュニティだったはずですから、災害などで困っていたらみんな抵抗なく助けてることが根付いています。

しかし、ドライな関係性がここまで浸透してしまうと、そういう関係に抵抗がある抵抗を感じる人もなかにはいます。いや、たくさんいるかもしれません。

抵抗はあるけれど、助け合わなくてはいけないことは、この国の昔話やドラマや映画、物語やスポーツなどの文化でたくさん知っていますからその時にはウエットになれたりもします。

台風がくる季節ですが、そんなウエットな関係にならないようにと少しでも被害がありませんようにと思ったり思わなかったりします。

台風が近づいているなんて空を見てもわからないので、このあたりで。


ありがとうございます。

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