文章はコース料理の話
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ぎんぎん、こんにちは、ノウト!
箸休めはお漬物、という話を前回させていただきました。
箸休めは、お箸を休めることではありません。口の中を一度、リセットさせる的にさっぱりとさせるみたいな、濃い味を食べた後にそのまま薄口のものを食べてしまうと味気なく感じることをなくすようにと、口の中をさっぱりとさせるものと口にするという意味合いだったりします。なんて話はしておりませんが、前回のお話もお読みいただければ幸いです。
コース料理ならば、そのようなモノをお吸い物を酢の物を間に挟む、みたいなモノです。お吸い物以外はお箸をつかいますから、お箸は休みません。いや、茶碗むしなども箸休めなんてことがありますから、こちもお箸ではなくスプーンでいただくことが多いので、お箸はつかいません。
となると、お箸を休める。ことと言っても間違いではありません。
しかししかし、酢の物なども立派な箸休めです。目的は口の中をさっぱりさせることですから、目的通りです。
酢の物があるのとないのでは、そのコース料理の美味しさが丸っきり違ってきます。評価がかわってきます。これがお吸い物だったとしても、きっとかわってきます。
そこは酢の物だから、次の料理の味を引き立ててくれる。という役割もあったりなかったりします。
話でも文章でも、そこへつなげる言葉がかわれば話がかわってきます。意味合いがかわることさえあったりなかったりします。もっといえば、てにをはが違えば、全く印象が違ってきます。
悲劇が喜劇になってしまいます。
悲劇が喜劇になってしまうのであれば、まだ、劇として成立していますから良いかもしれません。コース料理で言えば、印象はかわるがこれはこれでありなものです。悲劇を喜劇として見せれている。という感じです。
しかし、悲劇がなのか喜劇なのかさっぱりとわからない。状態になり、全体が箸休め状態になる場合があったりなかったりします。
伏線が伏線ではなく本線が本線ではない状態で、見ている人たちはわけがわかりません。
それならば、いっそ、箸休め的なものがなければ人間はうまく自分なりに解釈を加え、理解することができたりできなかったりします。
つまりは、コース料理を考えるとき箸休めなんてモノを無理くり加えるよりも、そのまま休まずに食べてもらったほうが満足されるかもしれない。というお話です。
いや、これは箸休めが、この文章はどこかできっと箸休めが失敗しているので、何の参考にもしないでください。
今年の桜はずっと咲いている気がするので、このあたりで。
ありがとうございます。
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