火のないところに噂の話
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ぎんぎん、こんにちは、ノウト!
煙にまかれないの話、という話を前回させていただきました。
火のない所に煙は立たない。と言われたりします。事実がないところに噂は立たない。と言う意味合いだったりします。しかし、事実と火は全く別のものです。事実がないことでも噂は立ちます、あたかもその事実があったかのように噂が立ちます。なんて話はしておりませんが、前回のお話もお読みいただければ幸いです。
火と事実は違います、煙と噂は違います。
火のない所にも、噂は立たちます。事実がない所に噂が立ちます。人は思うだけで煙は立てませんが、噂は立てられます。容易に立てられます。安易に立てられます。
そんな事実がなくても、噂だけが一人歩きしていきます。噂だけがどんどん大きくなっていきます。
学生時代ならば、誰と誰が付き合っている。なんて噂が飛び交っていました。確かに事実なモノもありましたが、全く事実もなにもないモノもたくさんありました。
ふたりで帰っていた。
と言う事実だけで、付き合っている。なんて噂がたったりします。ふたりで学校から帰っているならば、当然、それは付き合っている。と言う理屈です。
それは火があるかもしれませんが、非はありません。
いや、よく観察すれば火もありません。友だちとふたりで帰ることだってあります。夜遅くなれば、ひとりで帰ることが危険だからと、帰る方向が違うのにわざわざ送ってあげることもあるでしょう。
そんなことで噂を立てられては困ります。
噂が立ったせいで後々、付き合うかもしれなかったふたりが付き合えなかった。なんて場合もあるはずです。
未来に生まれてくるであろう、子どもの未来はなくなりました。
そんな悲しい煙はありません。煙が染みて涙がこぼれた訳ではありません。
たかだか噂で他人の人生がかわってしましいます。簡単にかわってしまいます。
かえたほうも、かえられたほうもそれすら気がついてなかったりしますが、そんな噂がない世界ならばきっと新しい命が誕生していきます。
しかし、そのことによって、また違う生まれるはずの命が生まれなくなったりならなかったりします。
そう思うと事実のない噂もありなのか、なしなのかはわかりません。でも、事実のない噂を言われていい気はしないことは事実なので、事実のない噂は聞きたくはないかもしれません。
建物のなかが大変あたたかく汗だくになったので、このあたりで。
ありがとうございます。
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