Shawshank Redemption

私の英語のリスニングは中途半端で、わかったりわからなかったりする。でも、この名作映画は少なく見積もっても50回以上は見てるので、流石に大体理解してるけど、それでもやっぱり最後までわからないところが所々あり、気になっていた。
ネットで探した映画のスクリプトとChatGPTの翻訳を使って、あーそういうことか!とスッキリした。

主人公アンディが仲間たちと屋上で防水タールを塗る刑務作業中での一コマ。
舐めた発言をしたと思われ、看守のバイロンに屋上から突き落とされそうになるも、彼が相続する遺産に税金が掛からないよう諸手続きをやる代わりに、仲間たちにビールを振る舞うよう交渉をするアンディ。
同じ場所だがおそらくその数日後、屋上で陽光を浴びながら仲間たちがビールを飲んでいるシーンでのレッドのセリフ(この映画は、彼が語り手としてシーンごとを回想する形式で進んでいく)。

Red:
And that’s how it came to pass,
on the second-to-last day of the job,
the convict crew that tarred the plate-factory roof on the spring of ‘49 wound up sitting in a row ten o’clock in the morning drinking icy cold Bohemia-style beer, courtesy of the hardest screw that ever walked a turn at Shawshank State Prison.
刑務作業完了の2日前、まさかの出来事だった。1949年の春、皿工場の屋上にタール塗ってた囚人たちが仲良く並んで座り、よく冷えたボヘミアンビールを飲むことになるとは。しかも、この刑務所で見てきた中で1番キツい看守のおかげでね。
Byron Hadley:
“Drink up while it’s cold, ladies.”
さ、皆んな冷たいうちにどうぞ。
Red:
The colossal prick even managed to sound magnanimous.
あのクソ野郎のセリフですら気前よく聞こえてしまう。

この中では特に2箇所聞き取れない箇所があった。
~ the hardest screw that walked a turn at ~
the colosal prick even managed to ~

ひとつ目はa turn がaturnとくっついて聞こえてたのと、そもそもこれどういう意味ということだった。

調べてみると、screwってのは看守を意味してて、締め付ける奴というニュアンスのスラングらしい。つまり、the hardest screw とは、1番締め付けが強い奴ということ。そして、walked a turnはこれも刑務所スラングで、看守の巡回を意味するらしい。確かにこれはわからん。
なので、ショーシャンク州立刑務所でこれまで見てきた看守で1番締め付けが厳しい奴のおかげで、という意味になる。
終身刑のレッドが言うセリフとして少し意訳すると、俺がこの刑務所で見てきた看守の中で1番キツい奴のおかげで、だろうか。
次のthe colossal prickだが、took lawful prickにどうしても聞こえる。prickはここ以外でもいくつかあの野郎的なニュアンスで使われてるシーンがあったので、何となくわかってたけど、最初がわからない。調べてみても聞いたことすら無い。発音がLにアクセントが来るようで、ドゥァ(the) コロ↗︎スゥァル(colossal) となる。確かにドゥァコ ロ↗︎スァルでtook lawful にも聞こえる。ひとつスッキリ。
そんでもってcolossalは巨大なや非常に大きな、という意味、prickはトゲ、という意味。
目の上のたんこぶ的な感じ?さらに調べてみると、colossal prick自体がスラングで、極めて嫌な奴となるらしい。
なので、レッドはバイロンのことを指して、あのとんでもなく嫌な奴ですら気前よく聞こえてしまう、となる。

終身刑で服役してる囚人の立場からの看守に対する皮肉を込めた一幕、ということがわかってスッキリ。
このあとも少し続くが、今回はこんなところで。

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