自分から手を挙げたり、会社の要望に応えたり。ジョブローテーションは、新たな「得意」を知るきっかけにも
成長スピードが早いインターネット市場で戦い続けるべく、事業や組織を柔軟に変化させ続けているa-works。組織をあげて新しいことに挑戦するため、個人の役割も日々変化しています。今回は、個性的なキャリアが光るa-worksメンバーの中でも、特に多彩な役割を担ってきた3人に話をうかがいました。
入社当初は予想していなかった三者三様のキャリア遍歴
ーーまずはみなさんの入社当時の様子を教えてください!
西江:私が入社した9年前は今ほど会社としての仕組みが整っていなくて、いろんな仕事をいろんな人がちょっとずつ兼任しているような状況でした。私は運用事務(※)の募集を見て入社したものの、当時は運用事務が具体的にどんな仕事をするかはあんまりわかってなかったのですが(笑)。もともとエクセルや数字まわりは得意だったので、大丈夫だろうと。
※a-worksにおける「運用事務」とは、広告運用業務の事務作業をおこなうポジションのこと
西江:入社後は運用事務の仕事がメインだったものの、当時はまだ人が少なかったこともあり「今いる人がやれることをする」という雰囲気が強く、資料作成を頼まれたりとか、クライアントのもとに届いたお客さまの声アンケートをテキストに起こしたりとか、トラッキングテストの手伝いとか…いろんなことをやっていましたね。
太谷:私は最初、アカウントプランナーとして入社しました。当時のa-worksは「めちゃくちゃ忙しいし売り上げもどんどん上がってるから人を増やそう!」な、イケイケの時代(笑)。組織的にも、経営陣と従業員をしっかり分けようという時期で、社長と初めてしっかり話したのはたぶん入社半年くらい経ってからじゃないかな。
西江:今はこんなに距離近いのに(笑)
山口:私は人事の仕事がしたくてa-worksに入社しました。なんですけど、入社して半年ほど経ったくらいの時期に前任の広報の人が退職されたので、人事と兼任で広報領域も担当することに。あとは、リーダー会の書記とか社長のスケジュールの調整とか…人を雇うほどではないけれど手が足りていない、といった部分をサポートしていった感じです。
ーーみなさんそこから、どのようにキャリアを重ねていったんですか。
太谷:もともと営業チームは「広告主とのやり取りを担当するアカウントプランナー」「請求業務などを担当する運用事務」と業務内容が明確に分かれていたのですが、退職者が続いた時期があり、請求業務を兼任できるアカウントプランナーを増やしたほうがいいのではというムードが出てきて。「なら…私が覚えましょうか?」と立候補しました。
そこからしばらくは「請求業務もできるアカウントプランナー」という立ち位置で仕事をしていたのですが、新規契約の手続きなどを担当されていた方が産休に入ることになり、そのポジションも足りないとなって。で、「じゃあ…それも私がやりましょうか?」と(笑)
加えて、同じ時期に開発チーム(※)から「クライアントワークや契約まわりのこともわかるブリッジ人材が欲しい」という要望があり、当初は呼ばれたら手伝う、というスタンスでかかわっていました。その後、社長から正式に「技術やらへん?」と声をかけられたことを機にアカウントプランナーと開発チームを兼任し、22年夏からは正式に開発チームに所属しています。
※「開発チーム」は、既存のオリジナルツールの管理や新規プロダクトの開発を担当する部署
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西江:私は営業チームで運用事務を担当していたのち技術チーム(現在の開発チーム)に配属され、ログのチェックやツールの管理をおこなっていました。その頃はちょうど検索エンジンの大きなアップデートがあったためチームとしてそれに対応する検収にリソースを割かなければならないという背景があり、通常業務を止めないために呼ばれた感じですね。
その後また運用事務に戻ったんですが、当時経理を担当していたメンバーが産休に入ることになったため経理を担当してほしいと打診され、異動することになりました。でもその後また運用事務メンバーが産休に入るから、私が運用事務に戻って、萌ちゃんが経理を担当するという意外な配置に(笑)。
山口:そうでしたね(笑)。ですので今は、人事採用と経理をメインに、リーダー会や社内イベントの調整のほか、イレギュラーなことがあればその都度対応しています。
西江:オフィスの引っ越しも萌ちゃんがメインで動いてくれてましたよね。
山口:もともとは社長に「引越し先候補の物件見に行くんやけど萌ちゃんも来る?」って誘われたので同行しただけなんですが、不動産屋さんと名刺を交換して、気がついたら引っ越し関連の諸々の対応でめちゃくちゃ忙しくなってました(笑)。もちろん一人では無理なので、労務のあすかさんや他のメンバーにもたくさん協力してもらいつつ。引っ越しまでには複数の業者さんとのやり取りが必要で、それぞれの契約とスケジュールと予算を管理していたんですが、振り返ると入社からこれまでで、引っ越しプロジェクトがいちばん大変でした…!
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不向きな仕事の無理強いではないから、新しい仕事にもポジティブに取り組める
ーー自分から手を挙げるパターンだけでなく、周囲からの要望で別の業務を担当することも多いんですね。でもみなさん、新しい業務にポジティブに取り組んでいる印象があります。
西江:個人的には、いろんな業務を担当させてもらったことで自分のスキルの広がりを感じていますし、仮に、打診されたときに断ったとしても無理強いはされないという安心感もありますね。
今は管理チームの一員として、業務効率のアップに寄与するツールをつくったり会社の数字を一元化して管理・閲覧できる仕組みを手掛けたりしているんですが、それも、入社当時のスキルだけでは成し得なかったことだと感じています。運用事務で見られるお金の流れは会社全体の一部ですが、経理を経験したことで全体像をつかむことができましたし、どういう処理をしたら会計として成り立ってるのか、といった知見を得られることが単純におもしろくて。「こうなりたい」と思ってキャリアを積み上げているわけではないですけど、異なる業務を担当するたびに自身もアップデートできているような気がします。
太谷:私はあえてジョブローテーションを狙っていったタイプなんですが、その理由は、前職での経験が大きいと思っています。以前勤めていた会社では、総合職で入社したのちに営業、営業事務、技術と異なるセクションを経験し、その都度それぞれの役割を踏まえたうえで処理方法を工夫していたのですが、意外とそういった動きをしている人は多くなくて。「発注前後の手順が一貫してわかる人」だと重宝される経験を得たことで、「組織全体を知っている」ことは武器になるのだと知りました。
また、a-worksに入社してからしばらくして営業活動を任されたことがあったんですけど、「自分にはまったく向いていないな」と思ったこともジョブローテを希望した理由のひとつです。重い資料とパソコンを持って1日中企業をまわるので体力的なしんどさもありましたし、訪問を重ねてもまったく手応えがなく、自分の存在意義が感じられなくなってしまって。営業活動がめちゃくちゃ得意なメンバーを見て、私が目指すのはそっちじゃないな、と。一方で、当時のアカウントプランナーの面々は、クライアントワークは得意だけどシステム操作や請求などの事務作業は得意じゃない、というメンバーが多かったので、そうした作業が苦ではない私がそれらのスキルを身に着けたら武器になるだろうと考えたことを覚えています。
山口:急に新しい仕事を振られることは全然嫌ではなくて、その理由のひとつはたぶん、私に向いていないことをやれとは言わないだろうという会社への安心感があると思います。私のこれまでの仕事とか性格を見て、これならできるでしょうっていう前提で話が進むことが多いので、新しい業務の打診はネガティブではないですね。
経理に関しては、ちょうどプライベートで簿記の資格を取得していたのでなんとかなるかなと思えたことも大きかったです。とはいえ数字を扱う仕事をしたいとは全然思ってなかったんですけど、やってみたら結構おもしろくて、実は自分に向いているのかもという気づきもありました。
リモートワークもフレックスも、メンバーが活躍できるようにと用意されている制度
ーーやりがいを感じる瞬間ってどんなときでしょうか。
太谷:単純ですけど、日々の仕事を見てリーダーはじめ周囲の人が認めてくれていると感じられることがうれしいですね。個人的には、人事評価制度よりも、総会での振り返り発表のコメントやアワードで褒められるほうがうれしいです(笑)
西江:わかる!ランクインしていなくても選んでくれた人がいることがうれしいし、選んでくれた理由のコメントもすごくうれしいですね。個人的には、自分の仕事に価値をつけるのが苦手なので、正式な評価制度は難しいなって思ってます(笑)
山口:採用活動を通じていい人が入社してくれるのはやっぱりうれしいですね。広報を兼任してたころ、自分でブログを書いてSNSで拡散して、石原さんがa-worksに来てくれたときもめっちゃうれしかったですし。あとは、経理周りも含め幅広いサポート力を評価いただき、リーダー選出のアワードに選んでもらえたことも、もっとがんばろうと思えた瞬間でした。
※広報の石原は、山口さんのTwitterとブログがきっかけで入社しました。
ーーこちらこそ感謝です!入社してまず驚いたのは、メンバーの士気の高さ。サボってる人が見当たらなくてびっくりしました。
西江:オモテウラにかかわらず、どの立場の人も「チームメンバーに貢献してるか」「会社の役に立っているか」といったことを、常に考えて動いている会社だと思います。過去には会社がうまくいっていない時期もありましたけど、今のa-worksの社風は好きですね。経営が不安定だったときは結構人の入れ替わりも激しかったから、もうあのころには戻ってほしくない(笑)
太谷:振り返ってみると、やっぱり今の組織の雰囲気がつくられたきっかけは、2019年に社長が発表した新しい経営方針だったように思います。
太谷:プログラミング言語を知らない私が開発チームに異動したのは青天の霹靂で、当初は不安もあったのですが、メンバーのみんなが「太谷ならできそう」「向いてると思う」と言ってくれるから周囲の期待に乗っかろうと(笑)。そう思えるのも、a-worksの社風があってこそだと思っています。
山口:意欲のある人がチャレンジしやすい環境であることはすごく実感しています。リモートワークやフレックスといった制度も、福利厚生が充実しているというだけではなくて、がんばりたい人が活躍するために用意されている制度のひとつ、みたいなイメージです。
働く時間も働く場所も任せるからちゃんとやってね、という共通認識が浸透していて、会社とメンバーの信頼が成り立っているから実現できていることだと感じています。
太谷:あとはやっぱり、本当にメンバーみんながいい人たちばかりですね。考え方が違ったり認識が違ったり…ということはもちろんあるけど、「だからこの人嫌い」とはならないし、メンバーそれぞれに尊敬できるところがある。だからずっとa-worksで働いているんだと思います。
西江:基本、仕事が好きな人がそろってるんでしょうね。プライベートで集まっても、結局仕事の話をしちゃいますもん。飲み会で会社の愚痴を言うみたいなのもないしな…。気がつくと、「どうしたらいいと思う?」と問題解決の会になっている(笑)。これからも、自分の得意を生かしながら会社に貢献していけたらうれしいですね。
みなさんありがとうございました!個々人の適性に合わせた仕事に打ち込めることに加えて、新しいことに意欲的にチャレンジし、変化を楽しめる人たちがたくさんいる環境もa-worksの大きな魅力。興味を持った方はぜひ一緒に働きましょう!
求人について詳しくは【a-worksの働き方を紹介したページ】や【募集職種一覧】をご覧ください。