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只の日本人、食パンを食べる

――食パンを食べよう。

草薙はそう考えた。
そして食パンを取り出した。

食パン。
日本で普及したパンである。

食パンとは何か。
食べるパンである。
食パン一つとってもたくさんのものがある。
300円位のものがある。ふわふわした高級感のある、所轄おいしい食パンものもある。
草薙が食べているのは大量量販店で、6つ100円位で売られているものだ。
庶民的食パンである。

癖がない味。
食べやすい味。

(いけるな)

食パンは好きだ。

何にでもあう。
その食パンの特徴は。

(やっぱり似ているな)


(白米に)

そう、白米だ。
食パンと白米は似ているのだ。
草薙は白米が好きだ。

透明な食が好きだ。

ご飯と食パンは似ている所があると草薙は思うのだ。

世の中にはご飯派とパン派がある。

草薙は只の日本人である。
白米をよく食べる。
だがパンも食べる。
ゆるいのだ。

(うまい)

パンを食べる。
うまい。

食パンのいい所の一つはは色々な味が楽しめる事だ。

ジャムをつけて食べてもいい。甘い味が楽しめる。

チーズベーコンをつけて食べてもいい。
ジューシーな味が楽しめる。

今日、草薙は何もつけずに、素で食パンを食べていた。
食パンの素のシンプルな味は嫌いではない。
食パンのみみ、はしの茶色の部分も美味しく食べる。
そして白い所も美味しく食べる。

食パンを食べる。

(うむ)

食パンを食べる。

(うむ)

食パンを食べる。

(うむ)

草薙は食パンを食べた。

後をひかない素の食パン。

シンプルな味。


だが――

それもまた良し

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