塩をいれる。そして待つ ～秋刀魚(サンマ)寿司を作る風守美女軍団～

「次は塩ですね」

サンマを開き骨をとったくノ一達が、サンマに塩をかける。

「よし、任せてくれ」

葉月がはりきって塩をかける。
はりきっているが雑ではない。
丁寧に塩をまぶしていく。

「いいですね、葉月さん」
「そ、そうか」
「はい、素敵ですよ」

アゲハが微笑み、葉月を誉める。
「ふふっ、私に任せてくれ」

葉月の顔が更に明るくなる。
アゲハの細やかな心づかいだった。
くノ一という性質上、こういうのは得意である。

彼女達は気持ちよく作業を終えた。

「一通り、まぶし終わりましたね」

巫女やくノ一達が塩をまぶし終わる。

「おいしくなるといいですね」

「少し待ちましょうか」

「待つのでござるか?」

彼女達は丁寧に作っている。塩をかけた後、待つ必要があった。

「結構待ちますよ。」

「むーー、手が余るでござるね。お姉さん達のおっぱいを揉んだ手くらい余りそうでござる」

「早綾ぁ！」
怒る葉月ちゃん。

「ふふっ、私め達は少しお役目にいってきますね」

くノ一や、巫女スーツの守護者達の何人かが杜へ向かう。
エプロン姿の女達も着替えやすい格好をしている事もあり早着替えをしてお役目に向かう。

「空き時間も働くでござるね〜〜」

「浅学非才の私め達は少しでも多くのお役目をこなさないと」

「大和撫子でござる」

「ふふっ、だとよいのですが。ではいってきますね」

別の役目に出向く女達、待つ女達。

塩をまぶし、時間の経過を待つ。