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定着化の成功に必要なポイントとは!?

最近、音楽を聴きながらの早朝ランニングにハマっています。なかしゅんです!

「ケセラセラ」をよく聴いてます。この曲名を聞いて、2つの曲を思い浮かべるのではないでしょうか

  1. Mrs. GREEN APPLEの曲
     「ケセラセラ 今日も唱える 限界?上等 やってやろうか~」

  2. ホーホケキョとなりの山田くん挿入歌
     「ケ・セラ・セラなるようになる~」

同じ言葉でも人によって、言葉の捉え方って異なりますよね?Salesforce の「定着化」でもよくこういった認識相違が発生します。今回はそんな「定着化」の段階・レベルについて、まとめていこうと思います。


定着化の定義

-そもそも「定着」とは?

「定着」という言葉をグーグルで調べると、以下の結果が出てきました。

「一箇所にしっかりと付いて、そう簡単には離れることのない、安定した状態になること。どちらかといえば「習慣」などのような抽象的な事柄について(根付くという意味合いで)用いられることが多い。」

なるほど。Salesforce の「定着化」とは”Salesforce を使うことが「習慣」になること”ですね。皆様は「定着」という言葉を聞いてどのような状態を思い浮かべますか?

  • Salesforce を使って業務をしている状態

  • Salesforce に情報が蓄積されている状態

  • Salesforce が使いこなせている状態

などなど色々なご意見が出てくるのではないでしょうか。ここでなかしゅんから1つ質問です。

「思い浮かべた定着化の状態が達成されることで、Salesforce 導入のビジネスゴールは達成できますか?」

おそらく、即答で「できる!」と言えるお客様は少ないのではないでしょうか。Salesforce の利用者全員に同じ質問をして、全員が即答できるお客様はより少ないのではないでしょうか。

-ポイント

ここで申し上げたいポイントは3つです。

  1. ゴール設定によって、定着化達成の判断はブレること

  2. ゴール設定を言語化して、共通認識できているケースは少ないこと

  3. ゴール設定の際に、定着化とビジネスゴールを別物と判断しているケースが多いこと

要するに”何のために「習慣」にするのか、「習慣」にすることで何を達成するのか”ということです。

ちなみに私の早朝ランニングは、草野球でのパフォーマンスアップ(試合に勝つ)ことを目的に走っています!最近では健康維持も若干入ってきましたが(笑)

次に「定着化」の段階について記載していきます。


定着化の段階

先にも記載した通り「定着している状態はどんな状態か」という問いに対する回答は、人により差異があります。

そこで、まず「定着化」の段階に関して皆様と認識を合わせていきます。
「定着化」、つまり定着している状態には大きく3ステップあると考えています。

  • Step1:入力している
    ⇒必要な情報をタイムリーに入力することが浸透している状態

  • Step2:入力精度が向上している
    ⇒分析に利用することも見据えた粒度、正確な情報が入力されている状態

  • Step3:PDCAにより売上・利益の効果がでている
    ⇒ビジネスゴールを意識し、データの分析により改善に向けた施策立案、
     および行動ができている状態

「むむっ。これをなかなか難しい…」と思ったそこのあなた!そうなんです、「定着化」させるのはなかなか大変です。

また、「定着化」は一足飛びにStep3に到達するか、というと、そう簡単ではありません。この「定着化」を進めていくにあたり、重要なポイントが3つあります。

  1. Step1からStep2、Step3と段階を進めていくこと

  2. Step1からStep2を進める中でもStep3を意識すること

  3. この各Stepの定義・ゴールが全社で共通認識されていること

そう、前回ご紹介したオンボーディングであるStep1を達成して初めて、Step2、Step3と段階を進めていくことができるようになります。

そしてStep2の達成には、Step3に向け「どう活用したいのかを明示し、どう入力して欲しいのかを認識を合わせていくことが重要」です。

もしこの認識合わせがないと「このデータは何のために使うのだろう」と入力する現場ユーザは思ってしまいます。

逆に営業企画部など、データを活用したいユーザは「なんで、こんな質の悪いデータを現場は入力しているんだ、これじゃ活用できないじゃないか」と組織間の溝がどんどん深くなっていきます。

そして、このどう活用したいの先には、必ず”Salesforce の導入目的・実現する未来”(ビジネスゴール)が関連してくることも重要なポイントです。

以上のステップを踏まえていただくことで、Salesforce が「定着化」すると、企業のビジネスゴール達成に向けた取り組みが継続的に実施できることはご理解いただけましたでしょうか。

逆に、ビジネスゴールに向けた取り組みが出来ていない場合には、まだ「定着化」していない、と言えます。

まとめ

「定着化」と一口に言っても色々なステップがありますが、このステップが、Salesforce を導入したときのビジネスゴールと同期して、設定されていることが大切です!

また、このステップをお客様の縦横で共通認識していくことが非常に重要です!

縦:役職 横:各部署 での横断イメージ

これができないと…

業務部門:私たちはちゃんとデータを入れているから定着してます
システム部門:業務に組み込んでいるから、絶対使う仕組みになってます

のような、せっかく Salesforce を導入し使っているのに、ビジネスゴールに向けた取り組みが出来ていない(定着化していない)という非常に勿体ないという状況になってしまいます…


最後に

「自分のところは大丈夫かな…」と心配になった方!安心してください!

当カスタマーサクセスチームでは、「Sales Cloud」、「Marketing Cloud Account Engagement」に関する定着・活用度合いを診断する”アセスメントサービス”を無償で提供しています。

長年「Sales Cloud」や「Marketing Cloud Account Engagement」を活用されているお客様の中には、健康診断としてご利用いただく方もいらっしゃいます。

もし、ご興味があれば、ご相談ください!
サクセス!!


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