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自分の人生の意味とはなにか?俯瞰して見た時に見えてくるもの〜コンステレーション〜

今日は、カウンセラー仲間が月1で開催している、Zoomの定例会に参加しました。

テーマは、『コンステレーション』でした。


人は意味を求める存在

人は、わからないことがあると不安になります。そして、意味や答えをすぐに求めてしまいます。

ナチス・ドイツの強制収容所を生き延びた精神科医、ヴィクトール・フランクはこう言います。
「人は相当の苦難には耐えられるが、意味の喪失には耐えられない」

つまり、人はなんにでも意味を求める存在なのです。
一番わかりやすいのが、「人生の意味」ではないでしょうか。

自分の人生に意味を見出せない人が、よく自分探しの旅に出たりします。
でも、答えはどこかにあるわけではありません。
自分の内面に向き合うことでしか、自分を知ることはできないのです。

そして、人生の意味に対する答えは、ある時ふと気づくものです。
あの出来事やこの出来事があったから今があるのだと思えたり、過去の出来事がつながり一つの道として見えたりする瞬間があります。

それがまさにコンステレーションです。

コンステレーションとは

コンステレーションとは、英語で星座(constellation)という意味です。
星空を見たときに、一つ一つの星には意味はありませんが、星と星をつないで見ると、星座としての名前が与えられ、意味付けされます。

カウンセリングでは、ユング心理学に出てくる“布置ふち”のことを指します。今までバラバラだった経験が、ある時一つの繋がりを持ち、そこに意味が見えてくることをいいます。

例えば、過去に起きたことや今起きていることを俯瞰して見ると、そこに何かの意味が見えてくることがあります。
それが、コンステレーションです。

注意が必要なのは、カウンセラーが意味づけをするのではないということです。つまり、意図的に意味づけをしたり、コントロールしたりできるものではありません。

ある時、はっとして気づくようなものです。

カウンセラーと人生の探求をする

ただ、コンステレーションを一人で見出すのは、難しいかもしれません。
そこでカウンセリングを受け、カウンセラーと一緒に探求していくことも有効です。

カウンセラーが、クライアントの悩みに寄り添いながら一緒に人生を歩んでいくなかで、ふと目の前の視界が開ける瞬間が訪れます。

そこから見下ろす地平に、自分の歩んできた道が点として散りばめられ、その点と点をつなげると自分の人生に一つの意味が見出せるといったイメージになります。

人生のテーマ

また、コンステレーションは、人生のテーマと関係があると捉えることもできます。点と点がつながったときに、自分の人生のテーマに気づくこともあるのです。

このコンステレーションに気づく経験があると、自分の人生を信頼することができるようになります。自分の経験する出来事に、意味があると信じられるようになるからです。

ぼくも、自分の人生のコンステレーションを見出したいと思っています。
最近は、ふと立ち止まり後ろを振り返ることもよくあります。

そして、いつか自分が歩んできた道を俯瞰して見ることができ、そこに意味を見出せる時が来ると信じています。

おわりに

今日参加したカウンセラーの定例会は、とても学びの多い時間になりました。今後も予定が合えば参加し、共に学びを深めていけたらいいなと感じています。
本当に、貴重な時間となりました。



只今、クライアントを募集中です。
自分と向き合う時間を持ちたい方や、悩みをひとりで抱えきれない方などいらっしゃいましたら、ぜひ、お話を聴かせてください。
お役に立てるかもしれません。




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