裸の心で向き合う (明け方のひとりごと)
結局むき出しで生きれるかどうかなんだ。
むき出しの望みを自分が自分で目撃できるかどうか。
むき出しの望みは眩しい。
むき出しの望みはどす黒い。
恥ずかしかったり情けなかったり望みはなぜか恥部だ。
どんなにキラキラしていても、どんなに汚らしくてもそれを自分ですくい上げること。
そして、それを目の前に持ってきてしげしげと見つめる強さを持つこと。
おなかに力を入れて、これが私の恥部なのかと目をこらして見る。
どれだけ恥ずかしくてもどれだけ情けなくても、それはまさしく人生で一番の宝物。
宝物なんてとても思えなくても。
そしてその手で持っている宝物を、堂々と空にかざす。
「私はこれを手に入れるんだ!」と自分自身に宣言する。
あとはその恥部を額縁に入れてこころの真ん中に飾るだけ。
いつでもその恥部をこころの真ん中に置いておく。
誰かに話す必要なんてない。
自分に対してだけは望みをむき出しのままにしてあげる。
それがありのままの自分を認めるということ。
それが望みにまっすぐ手を伸ばすということ。
それが自分を愛するということ。