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【ネタバレ考察】Inscryption 例のアレの正体と、Inscryptionというタイトルの意味について

万が一攻略を探していてこの記事を開いてしまった方は回れ右でお願いします。







11/8 なんか情報を根本的に読み違えてる気がしてきました(特にARGで得られたログ周り)。
以下話半分でご覧ください。

例のアレとは言わずもがなOLD_DATAです。

結論から言いますとOLD_DATAとは

「デジタルデータ化されたヒトラー」です。

以下考察です。


悪魔のタロット

まず悪魔のタロットから見てみます。

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和訳だと2段落目の訳の言い回しがもったいぶってて分かりにくいのですが原文だと

A curse... Data so malignant that it can never be erased.

呪い…決して削除できない邪悪なデータ。

と、ある"データ"について述べていることがわかります。

このタロットより

・Inscryption内にはものすごく邪悪なデータが存在してて、それを削除することはできず、そのデータは「彼」と呼ばれ人物として扱われており、その「彼」がコードを作った

ことが分かります。

この「コードを作った、人物として扱われる、決して消せない邪悪なデータ」を以下"悪魔"と呼びます。


さて、Inscryption内には作中描写として決して消すことができないデータが存在します。

それはOLD_DATAです。

コンソールでもrm(削除)コマンドを受け付けず、

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エンディングにおけるフロッピーディスクのフォーマットでも全てが消えた最後にOLD_DATAが残りました。

その後ルークがディスクの物理的な破壊を試みていることからも、OLD_DATAは削除することができなかったことが分かります。

またOLD_DATAは邪悪だということが度々作中で言及されます。

特に木彫りの老婆がOLD_DATAの邪悪さについて語る内容は、悪魔のタロットで述べられている内容とほぼ同一です

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つまりOLD_DATAと"悪魔"は同一の邪悪さを持ち、なおかつどちらも「決して消せないデータ」です。

なので"悪魔"=OLD_DATAであるということが分かります。


死神のタロット

さて、悪魔のタロットで同時に言及されている"コード"とは何でしょうか?

それは死神のタロットより、カーネフェルコードというもののことだと分かります。

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名称未設定 1

悪魔のタロットと合わせて整理すると

・"悪魔"=OLD_DATAが カーネフェルコードを作った

ということになります。

またカーネフェルコードとは、死神のタロットで示せる程に"死"と関連しているということも分かります。


バリー

愚者のタロットを見てみましょう。

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愚者のタロットに関してはゲーム内和訳は、ARGで得られた情報との乖離が大きいので原文を見ていきます。

The Fool
Known to some as Big Ear.
He did not outlive his plot.
One disk among many, the OLD_DATA travelled across the sea.
Discovered, poor Barry was put to the gun.

愚者
ビッグイヤーとして知られる。
彼は彼の計画よりも長生きできなかった。
数ある中に紛れたディスク、OLD_DATAは海を超えた。
それが発覚したとき、愚かなバリーは銃弾に倒れた、

ここより「OLD_DATAは過去に無数のディスクと共に海を渡った」という遍歴を経ていることが分かります。

ここでARGで得られたLog.txtを参照します。

注目すべきは上記の中でも登場したバリー(アメリカ国防総省所属 ルークがOLD_DATA.zipを解凍したとき一瞬映るIDカードの人 フルネームはバリー・レジナルド・ウィルキンソンで1部の死のカード「レジナルド」の人)の残したログです。

This is it.
This transcribed journal page reveals the very location of Herr Hitler’s rotting corpse and, more importantly, the precisely ordered deck of cards in his jacket pocket (The Karnoffel Code).
I cracked the encryption last night.
My situation here in the USSR is delicate, but I believe this intelligence warrants an action that may blow my cover.

これがそうだ。
この日記を書き写したページは、ヒトラーの遺体の保管場所を示し、さらに重要なことに、上着のポケットに入っている緻密に組まれたカードデッキ(The Karnoffel Code)も分かる。
昨晩、暗号を解読した。
ソ連での私の立場は微妙だが、この情報は私の正体がバレたとしても十分なものだと信じている。
I am now prepared to smuggle the disk out of Moscow to West Berlin, then on <DATA CORRUPTED. FOR ANY QUALITY CONCERNS PLEASE CONTACT KAMINSKI DATA STORAGE MFG. https://www.|kaminskim|fg.com/orderform> Boston. The disk is carefully concealed among many blank ones.

モスクワから西ベルリンにディスクを密輸する準備をしている。
その後は、<データが破損しています。品質に関するお問い合わせは、KAMINSKI DATA STORAGE MFG. https://www.|kaminskim|fg.com/orderform へお願いします。> ボストンへ。
ディスクはたくさんのブランクディスクの中に慎重に隠してある。
I believe this plan will work.
if it does not?
Better to lose this old data than allow the Soviets an opportunity to use it.

きっとうまくいくはず。
うまくいかなかったら?
このold dataをソビエトに利用されるくらいなら、いっそ失くしてしまった方がいい。

以上より、次の点が分かります。

・死亡間もないヒトラーの遺体はカーネフェルコードを持っていた。※

・カーネフェルコードやに関してまとめた

・その解析データをフロッピーディスクへと保存し、無数のブランクディスクと共にアメリカへ送った。

・バリーは解析データのことをold dataと呼んでいる。

※史実ではソ連がヒトラーの遺体を初めて確認したのは1945年5月4日(wikipedia調べ)ですが、このlog.txtにおいてロシア人の日記には、ヒトラーの自殺当日である4月30日に遺体を回収した記録が残されています


このバリーのログですが、「ディスクが海を渡った」という点が愚者のタロットの内容と一致しているので、他の点に関しても事実でしょう。

ここより

・カーネフェルコードとは死亡まもないヒトラーの遺体が持っていたカードデッキの並びのこと

・OLD_DATAはバリーによってカーネフェルコードが解読された結果作成されたもの

ということが分かります。


タロットの図柄

ここで悪魔のタロットに戻り、今度は図柄を見てみましょう。

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この悪魔めちゃくちゃナチスじゃないですか?

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胸ポケットの位置には「K」と読めるマークがありますが、これはカーネフェルコードのデッキであると考えることができるでしょう。

するとバリーのログ内におけるヒトラーの遺体の描写と一致します。

またOLD_DATAについて多くを知るNPCの一人、骨の王の住処にもカードデッキを胸に入れたナチス軍服を着た白骨が存在しています。

さらにはカーネフェルコードを説明する死神のタロットの図柄にも、骸骨の胸の位置にカードのようなものが見て取れます。

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これらの情報より

悪魔のタロットで図示されている"悪魔"=ヒトラー

を指していると言えるでしょう。


ここまでの情報をまとめると

・"悪魔"がカーネフェルコードを作った。

・"悪魔"とはヒトラーであり、同時にOLD_DATAそのものである

・OLD_DATAとはカーネフェルコードが解読された結果作成されたものである。

・カーネフェルコードは死亡直後のヒトラーが持っていた。

・カーネフェルコードと"死"の間には死神のタロットで示されるほどの関連がある。

ということが言えます。

つまり


結論

・ヒトラーがオカルト儀式(行うと死ぬ)によって自分の魂を情報(コード)へと変換・保存・暗号化したものがカーネフェルコード

・それを解読しデジタルデータとして取り出し保存したものがOLD_DATA

なのではないでしょうか?


Inscryptionの意味

そしてゲームタイトルのInscryption。

これは造語で辞書には乗っていません。

この造語の正体とは、

Inscription(記すこと・碑文) + Encryption(暗号化)

の掛け合わせであり、つまり魂を情報化(Inscription)・暗号化(Encryption)するヒトラーの行ったオカルト儀式のことを指しているのではないのでしょうか?

なぜそんな「行うと死んでしまう魂を情報化する儀式」をゲームのタイトルとしているのでしょうか?

それは…

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考えすぎでしょうか?

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