ピクトグラムを作ろう!
デザイナーのasatoです。
今回は弊社内で週に1回1時間を設けて開催しているデザインの勉強会、通称デザトレ!にて私が主催した回についての備忘録記事となります。
今回はピクトグラムをテーマにしてみました。
ピクトグラムとは、視覚的に情報を伝える案内の役割を果たす記号となります。
日常だと非常出口の案内やトイレなどでよく見かけるのではないでしょうか。
案内の役割を果たすピクトグラムですが、たまに「え?分かりづらくない??」と感じるものが存在します。特に新しくできた商業施設のトイレで感じる機会が多いです。
スタイリッシュな建物に合わせたピクトグラムを作成した影響で、見た目としてのかっこよさが先行し、ピクトグラムとしての分かりやすさが削がれているものが散見されます。
以下の画像をご覧ください。
よく考えればどちらが男女なのか分かりますが、本来ピクトグラムは一瞬で理解できるもの。しかもトイレは間違えて入ってしまった場合一大事となってしまうため、余計に分かりやすいデザインである必要があります。
そこで、実際にデザトレ!の時間を使って分かりやすいトイレのピクトグラムを各々作成してみました!
1つずつ紹介していきます。
まずは私が作成したものです。
それぞれの性別を表すアイテムってなんだろう?と考えた際に、男性=シルクハット、女性=女優帽は結構分かりやすいし違いを出せるのでは!と考えて左のデザインに取り入れました。
あとは同じアイテムを配置する場所によって違う見え方にする試みをやってみたくて右のものにはリボンを使用しました。
男性は蝶ネクタイ、女性はヘアアクセとしてリボンを取り入れています。
あとはモノクロより色をつけた方が分かりやすいだろうなーと思い、青と赤を使用しました。
こちらの方は最近とあるドラマを見て、「女性=三角」「男性=四角」で表されているのが印象的だったので取り入れてみたとのことでした!あとは子供向けのピクトグラムも作ってみたと仰っていました。
三角と四角自体は非常にシンプルな記号ですが、それぞれの上に正円を載せると人に見えるので面白いですね。三角はワンピースに見え、四角は肩幅の広さを象徴していると感じます。
また右のピクトグラムは線が太めに設定されていますが、そのおかげでより柔らかい印象が強調されているのが面白いと思います👏
こちらのピクトグラムは全て円で構成されています。円だけで男女の違いを表しているのが面白いなと感じます🙂↕️
2つの大小異なる円をどう配置するかで印象が全然違いますね。
頭の付近に丸をつけるだけで髪型に見えるのも面白いです。
色味がポップな水色とピンクなのも柔らかい印象を加速させていると思います!
こちらも「女性=三角」「男性=四角」で作成されていますね。しかし丸と三角/四角の大きさが近いため上のピクトグラムとはまた若干違った印象を受けます。
右のアイコンは人ではなくそれぞれの性別の特徴的アイテムを使用しているのが面白いですね。人は使用していないのに、パッと見ただけでどちらの性別を示しているのか分かりやすくて素敵です✨
最後は「Man」の「M」と「Woman」の「W」をデザインに当てはめたピクトグラムです。男性のスーツ姿のネクタイと、女性のドレスが上手く表現されていますね。発想が面白いな〜と感じました!!特徴を取り入れる+アルファベットを取り入れているのが素敵ですよね☺️
上下反転のみで対応しているのも面白いと感じます!
実際に作成してみると、男女それぞれの特徴を示すものはある程度共通認識として存在しているのだなと感じました。また男性の場合は上半身の方が、女性の場合は下半身の方が広がるデザインなのも共通認識だなぁと思いました。
また男性=青、女性=赤のパブリックイメージが強いことも実感しました。
これが逆だと「?」となりますもんね…。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
他のデザトレ内での取り組みも面白いのでよろしければ読んでみてください🌸