Bob Boilen left NPR Tiny Desk Concerts

2008年からNPR(アメリカ公共放送)、Tiny Desk Concertsのco-creatorだったBob Boilenが去年の10月にリタイアしたことが報じられています

https://www.nytimes.com/2023/09/15/us/bob-boilen-npr-all-things-considered.html

それ以前からAll Things ConsideredのプロデューサーだったBob Biloenが、大きなイベントのLaura Gibsonのコンサートに行ったところ騒音で音楽を聞くことができなかったことにショックを受け、NPRの自分のオフィスに呼んで演奏させたのがTiny Deskの始まりだったと言われています

そして18年間に1,200回放送、ネット配信されて、アメリカを中心とする音楽のカタログになっています。そしてミュージシャンたちが、出演することを名誉に思うようになり、こんな環境で演奏できるかと文句を言いつつ、大きなコンサートにはない「親密な」環境での演奏の可能性を追求しています

2008年から今までの間には、演奏、収録する環境、聞く環境にも大きな進歩があって、それまでのCDや放送に対するネット配信の優位が確立されたと思います。ポピュラー音楽も、ピアニシモからフォルテシモまでの音量を使ってより表現力を持つようになったと思います。「瞬く間に全米の人気コンテンツとなり」という表現もありますが、実際は、最初はローカルFM局の番組みたいだったものが、いろいろな試行錯誤を経て18年をかけて広がっていき、フィリピンのWish107.5など他の国でも始まって、広く認められるようになったと思います

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