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スターZiva Magnolyaが学生オーケストラの伴奏で歌うインドネシアの音楽文化

Ziva Magnolyaが学生のオーケストラの伴奏で歌う動画です。オーボエの独奏からティンパニーの連打があってファンファーレがあるイントロから始まります。オーケストラのPopsの演奏によくあるパターンですが、多分複数の金管が失敗して、音楽が崩壊しそうになります。でも、Zivaが動じることなく歌い始めると、だんだんとオーケストラが復活し、それぞれの楽器が役割を果たし、弦楽器のハーモニーの上に木管が穏やかなコーラスを、トランペットと低音の金管(チューバ)が華やかさと迫力を出し、山場ではヴォーカルと全部の楽器が完全に合っています

1曲目 Mata Mata Harim

2曲目は、オーケストラがZivaを引き立てるようになっていて、ヴァースとコーラスの間などに、CDにはないラン(アドリブ)が追加されています。フィナーレは16小節くらいの長いランがあって、ベルティングで終わります。終わる前に指揮者がZivaを紹介するのはカーテンコールみたいで、学生のオーケストラですがショーの要素が全部入っていると思います

この演奏のためだけのアレンジで、オーケストラの良さが出るように、テンポを1割くらい遅くしてあり、最初は本来の4/4が2/2になってリズムも違うのに、トップスターの一人であるZivaが合わせて歌ってくれるというのはすごいと思います。演奏している学生の人たちには、白い歯を見せて嬉しさを表している人、リズムを取りながらいつも聴いている曲をもっと理解しようとしている人、この機会を逃さないように見つめている人がいます

オーケストラでこれくらい演奏できる人は、クラシックのシンフォニーは何十回も聞いていて、楽譜は覚えているでしょうし、マイナスワンの音源で練習もしてると思いますが、Zivaの伴奏はこれが初めてで、本番までどうなるかはわからないので、見かけよりも難しいと思います。アレンジが違うのでZivaのMVや他のライブも練習には使えないでしょう。ここにはいないけれど、練習でZivaの代役を務めて、共演の成功に貢献した人がいたのではないかと思います

2曲目 Tak Sanggup Melup


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