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背中に目があるようなZiva Magnolyaの学生オーケストラとの共演
昨年夏に見つけたZiva Magnolyaと学生オーケストラの共演を見ていて新しい発見がありました
学生オーケストラはとても上手と思いますが、うまく演奏できていないところもあります。そんな中でもZivaは手を抜きすることはなく、最高のパフォーマンスを演じようとしているところに、強いprofessionalism、高い技術、才能に裏付けられた、一流のsingerとしての高い誇りと自信を感じます
学生オーケストラは、速いフレーズのところでテンポが乱れる、一瞬遅くなるところがありますが、Zivaのヴォーカルはそれに完全に合わせています。Zivaは指揮者とは背中合わせで、オーケストラがどのように演奏しようとしているか全く見えてないので、背中に目があるようです。Zivaは曲の特性を深く理解していて、そして、学生オーケストラの演奏を信頼していて、聞こえてくる演奏のわずかなテンポやリズムのずれを理解してそれに合わせていると思います
面白い演奏ができるには、Zivaとオーケストラに加えて、多くの周りの人の協力、チームワークも重要と思います。静かに始まって、徐々に高まってクライマックスに至るインドネシアpopのアレンジの仕方に従って編曲されています。エレキベース、エレキギター、ドラムスが加えられていて曲の骨組みがしっかり作られた上で、弦楽器の滑らかなハーモニー、管楽器のハイライトが加えられ、それぞれの楽器の演奏に見せ場が与えられています。プロのpopsオーケストラの演奏の時と同じように、何本ものマイクでそれぞれの楽器の音を拾い、ミキシングして曲としてまとめるため、多くの資源を使い、高い技術が使われているようです。これを可能にしているインドネシアの音楽文化は素晴らしいと思います
1曲目 Mata Mata Harim
2曲目 Tak Sanggup Melup