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愛玩動物看護師さんのこと

私の『ロスト・ドッグ』が刊行されたのは二年前なので、まだ愛玩動物看護師という国家資格が誕生する前でした。
写真の『愛玩動物看護師になるには』という本もありませんでした。
この本を見て、当時のことを懐かしく思い出しました。

小説のモデルになった私のわんこは、子犬の頃から地元の動物病院で本当にお世話になりました。獣医師の先生はもう恩人なのですが、優しくよく気がつく献身的な看護師さんたちにも随分と助けてもらいました。

そのときに、この人たちに人間の看護師のような資格が与えられていないことを知って驚いたのです。 ペットの命を守り、家族の心に寄り添う、忙しくて責任の伴う仕事なのに、それに見合う尊敬や報酬や地位がないのはおかしいと思いました。

今年の四月の時点で第二回の国家試験が終わり、資格を取得した方は3万人ほどだそうです。 試験勉強は大変だと思いますが、たくさんの人がこの国家資格を取得して、自信と誇りを持って活動していただきたいと思います。

(「なるには」シリーズはキャラクターを掘り下げるために、よく資料として使っています)

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