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『たった独りのための小説教室』花村萬月さん


むかしむかし「笑う山崎」を読んだ時の衝撃は凄まじかったのです。
ああ、この人は小説の神様に愛されていると羨ましく思いました。

小説の書き方なんか自分で考えろ、と言いそうな人だと思っていたら、いろんな新人賞の選考委員をされて驚いたものです。

そんな花村さんの小説指南本。
第一講で、タイトルの意味を知ってニヤリ。
・新人作家の心得
・エンタメ作家の心構え
ときて、ああ花村さんらしいと嬉しくなりました。

脱線もまた楽しくて。

花村さんの『小説現代新人賞』の選考を読んでは、ドキッとしたり、ハラハラしたりしたものです。
その頃のことを懐かしく思い出しました。

難病と戦いつつ、好きな小説を書いておられる花村さんの新作を読もうと思いました。

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