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『平蔵の母』から『剣客商売-新妻-』

『平蔵の母』逢坂剛さん
「本所の銕三郎に会わせてくれ」と言う老婆が現れるところから始まります。それだけで、平蔵と大盗賊の死闘、キレの良い啖呵、五鉄の軍鶏鍋などが頭に浮かんできます。
本当に得なキャラクターです。
シリーズ4作目。
池波さんの平蔵から逢坂さんの平蔵に大分馴染んできました。

『平蔵の母』を読んだら無性に池波正太郎さんが読みたくなりました。
手元にあったのが鬼平犯科帳ではなく『剣客商売』。
何度も読んだ「新妻」です。

囚われの女武道、三冬を救い出す大治郎。 その若さゆえの焦燥と怒り。我を忘れた鬼神の働き。
そしていつ読んでも池波さんの語り口にはイチコロです。

時代小説っていいですね!

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