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単行本の秘密。ハードカバーとソフトカバー? B6判と四六判?

今日は本好きのみなさんのために本についての豆知識を。

昨日、私の日課、【 #そうだっけ日本語 】でこんな出題をしました。

正解は②判、なのですが、ご覧の通り、Xユーザーのみなさんの投票は
①版、も多く、票が分かれました。勘違いしやすい字なのです。

「判」はA4判、四六判などと使います。 「紙や本などの大きさ」のこと。
「版」は広く出版物のことをいいます。「縮刷版、オフセット版、アジア版」など。

出題と解説はここまでで良いのですが、私は以前から単行本にまつわる疑問を持っていました。
編集者さんや作家さんと話すと、よくハードカバーとソフトカバー、そして四六判(しろくばん)とか並製という言葉を耳にします。
いつもわかった振りして聞いていましたが、良い機会なので調べてみました。

単行本にはハードカバー(写真右)とソフトカバーがあります。
ハードカバーは表紙が固い紙で重厚感があります。
ソフトカバーは「並製」と呼ばれます。ハードカバーが製本に対して
製本、という意味のようです。

ハードカバーに比べて安価に作ることができるため、書籍の定価を抑えることができます。
(私は寝転がって読むことが多く、ソフトカバーが軽いので好きですが、作家としてはハードカバーで作ってもらえると、それはもう嬉しいものです)

さて、ここで本のサイズの話です。
ハードカバーとソフトカバーのサイズ(B6判か四六判)と
表紙の体裁(ハードかソフト)
の関係がわかりにくいのです。

単行本のサイズはB6判か四六判。
四六判は128✕188mm
B6判は128✕182mm
⇒四六判は高さが六ミリ大きいです。

手元の本を調べたら、本文の紙はどちらもB6判なのですが、ハードカバーは固い紙を使う分、表紙が少しだけ天地が高くなることがあり、そのサイズが四六判でした。
(この理解で合っていると思うのですが、違ってたらどなたかご指摘ください)

つまり、単行本は本文はB6判の紙で作り、ハードカバーは表紙が天地、六ミリ長いので、そのサイズが四六判。 こういうことなのではないかと思います。

以上、あまり役に立たない知識でしたが、気になることを調べられて
私的には満足して筆を置きます。

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