コリドラス・パレアトゥス
通称「青コリ」ともよばれるコリドラス。
当店では、コリドラスパンダと一二を争うほど人気があるのですよ。
なぜかというと、かわいさはパンダかもしれません。
でも丈夫さはパレアタスに軍杯が上がるからです。
では、パレアトゥスが丈夫で飼いやすいといわれるのはなぜだろうか、気になりますよね。
今回の記事では、コリドラスパレアトゥスが飼いやすいといわれるワケと人気の秘密を解説いたします。
コリドラス・パレアトゥスとは
ナマズ目カリクティス科コリドラス属のお魚。
コリドラス・アエネウスは、「赤コリ」。アエネウスのアルビノ個体は、「白コリ」。
パレアトゥスは、「青コリ」とよばれます。
この3種のコリドラスは、昔からずっと愛され続けているのですよ。
なぜなら、1960年代から、コリドラスは水槽のお掃除屋さんとして、アクアリウムで親しまれていたという歴史があるからです。
おとなしくて、まるっこいフォルム。ごはんをモグモグしながら食べる仕草は、見ていてあきません。これがコリドラスの魅力。
今も変わらず人気者なのですよ。
コリドラス・パレアトゥスの飼育データ
体長: 最大5cm (約)
混泳: 中層から上層を泳ぐおとなしい魚
寿命: 5年(約)
水温: 18〜23℃
原産: ウルグアイ
丈夫で飼いやすい理由
・パレアトゥスは、低水温に強い
コリドラスパレアトゥスは、ウルグアイに生息しています。
ウルグアイは南米大陸の南部に位置しており、諸外国と比べると意外と涼しいからですよ。
そのため、ヒーターを使用しないでも飼育可能といわれています。
とはいえ、現在流通しているパレアトゥスは、ブリード(東南アジアで養殖された個体)が多いので、低水温にどこまで耐えられるかは未知数。
ですので、23℃固定のヒーター(メダカ用)などを使用して飼育をしてあげるのがおすすめです。
電気代を安く抑えられますし、溶存酸素量も増えます。パレアトゥスにとって理想的な環境になるはずですよ。
人気の理由
・みんなと同じ昼行性
コリドラスはナマズの仲間になります。
ナマズといえば、昼間は物陰に隠れ、夜になると活動する、というのが一般的。
ところが、コリドラスは夕方くらいの薄明るい状態で活発に泳ぎだすのですよ。つまり、真っ暗なときは行動をしない昼行性なのです。
そのため、ほかのお魚たちが活発なときでも一緒に泳ぎまわってくれますよ。
とはいえ、明るすぎるのは苦手だと思います。
水草用ライトを使用して、ピカピカに照らされた状態だとソワソワしてしまうかもしれません。
ですので、土管のように中が薄暗くなる隠れ家を設置して、コリドラスが落ち着ける空間も用意してあげましょう。
・どこにでも売っているポピュラー種
当店はもちろん、観賞魚(淡水の熱帯魚)を取り扱っているお店なら、ほぼまちがいなく販売しているコリドラスです。
価格もお求めやすいうえに丈夫。正真正銘、コリドラスの入門種といえるでしょう。
・元気なパレアトゥスの選び方
発色(体色が濃い)の良い個体を選びましょう。
コリドラスは、砂の色(飼育環境)に合わせて体色も濃くなるからです。
お魚は保護色機能をもっています。環境に合わせて体色を変化させるのですよ。
だから、黒っぽい砂で暮らしているコリドラスの体色が、白っぽいのなら体調をくずしている証拠です。
ちなみに、砂が白い場合は、体色も薄くなりますよ。
保護色機能を維持できないということは、元気がない、という判断材料になります。
また、頭でっかちの個体も避けるようにしましょう。コリドラスの頭部は骨ですから、痩せることはありません。
背中から尾びれにかけて、細くなっている個体は痩せています。
元気なコリドラスを選ぶときは、体色が濃くて痩せていない個体を選びましょう。
・青コリ、花コリとよばれる
パレアトゥスの見た目で付いた「あだ名」みたいなものです。
具体的には、メタリックブルーな体色から「青」。
花柄のような斑点模様から「花」と名付けられました。
コリドラスは学名(よくわからない名前)で販売されている種類が多いのですよ。
パレアトゥス以外に見た目から名前が付いた種類は、コリドラスパンダでしょうか。
パンダのような見た目(柄)だからであるものの、ネームバリューで人気になったコリドラスでもありますよ。
まとめ
水槽の底がさびしいな、と思ったときは「コリドラス」を仲間入りさせてみましょう。
でも、種類がたくさんあって選べない。
そんなときは今回紹介をした、丈夫なパレアタスを迎えてみてはいかがでしょうか。
コリドラスの中でも、冷たい水温に順応できるエネルギッシュな種類だからです。
コリドラスデビューは、パレアタスがおすすめです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。