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黒いプレートが土から出てきてしまった【対処方法】

埋まっていたはずのプレートが出てきてしまった。
この黒いプレートは、見えていても問題はないのだろうか。
水がキレイにならなくなったり、お魚が弱ってしまうのではないかと不安になりますよね。

こちらの記事では、「黒いプレート」が出てきてしまったときの対処方法についてお話します。
プレートが出てきてしまったときの不安や疑問が解消されれば幸いです。


プレートがソイルから出てても使えるの?

プレートが全面的に見えている場合、水はキレイにならなくなります。

プレートがソイルから出ている状態

なぜなら、水を浄化するソイルがただ敷いてあるだけの状態になってしまうからです。
この状況は、フィルターマットが入っていないろ過器と同じようなものです。

では、プレートがソイルから少しだけ見えている場合はどうでしょうか。
「水も透明なままだし、問題ないだろう」と思うかもしれません。しかし、実はここに問題があります。
プレートが上の方にあると、水が下に流れなくなり、餌の食べ残しなどの汚れがホコリのように蓄積してしまうのです。

さらに、ソイルの中に酸素が行き届かない状況も発生します。
酸素がない環境では、嫌気性細菌とよばれる悪い菌が増殖し、魚たちを苦しめる有害な物質を発生させます。
このような状況では、適切な対処をする必要があるのですよ。

絶対にやってはいけないこと

黒い底面プレートを押し込むようにグリグリして、無理に土の中に入れないようにしましょう。
これをすると、ソイルの粒が崩れてしまい、ぐちゃぐちゃになってしまいます。

たとえプレートが土の中に埋まったとしても、ポンプを稼働させると水槽の中は泥水のようになってしまいます。
この状況は、崩れたソイルの粒が粘土状になり、プレート内部にも残ってしまうのが原因で起こります。

対処の手順

必要なものを揃えましょう!

用意するもの
・バケツ×2個
・お魚を掬うアミ
・砂利スコップ(アミでも代用できます)
・タッパー(水換えホースが無い場合)
・新聞紙
・ビニール袋

バケツは2つ使います
・お魚たちと水を入れる
・ソイル(土)を入れる

対処の手順は、以下のとおり
・水槽の水をバケツに移す
・底面プレートを取り出す
・ソイル(土)を取り出す
・底に残ったペースト状のソイルは捨てる
・水槽を水洗いする
・プレートを設置する
・ソイルを戻す
・お魚の水を戻す

順番に説明していきます。

・水槽の水をバケツに移す

水槽の水は、最後に再利用しますので、すべての水と魚をバケツに移しましょう。

タッパーを使って水槽の水を掬い、バケツに移していきます。

この時、「水換えホース」を使うと、ストローのように水を吸いだせるので、非常に便利です。

「水換えホース」の使用例

もしすべての水を残すのが、むずかしい場合は、半分くらいでも問題ありません。ただし、水を全部入れ替えてしまうのは危険です。
なぜなら、水質が急激に変化してしまい、魚が驚いてしまうからです。

・底面プレートを取り出す

床がソイルで汚れないように、水槽の下に新聞紙を広げましょう。もし余分にバケツがあれば、底面プレートもその中に入れておくと便利です。

それでは、底面プレートを実際に取り出していきましょう。
まず、煙突のように立っている透明なパイプをしっかりと握り、そのまま上に持ち上げて黒いプレートを水槽から出します。

次に、取り出した底面プレートを新聞紙の上で振って、こびり付いたソイルをふるい落としましょう。

その後、水道水の水圧を利用しながらしっかりと洗い、ソイルのカスを完全に取り除いてください。

ソイルの細かいカスがシンクの排水口に詰まらないよう注意が必要です。
バケツやタライにプレートを移してから作業しましょう。

・ソイルを取り出す

砂利スコップを使って、ソイルの水気を切りながらバケツに移していきましょう。

取り出したソイルは洗わないでください。粒が崩れてしまい、再利用できなくなるからです。

・底に残ったペースト状のソイルは捨てる

水槽の底が見えてきたら、ソイルを取り出す作業はストップしましょう。
底の方に残っているソイルは、粒がペースト状になっているからです。

・水槽を水洗いする

ペースト状のソイルが排水口に詰まらないよう、排水ネットなどを使用してください。
その後、底に残ったペースト状のソイルを水道水で洗い流しましょう。
もったいない気持ちになるかもしれませんが、再スタートしたときに水がキレイにならない原因となります。

細かいソイルのカスが流しきれない場合は、キッチンペーパーで拭き取ると簡単に処理できますよ。

・プレートを再設置する

洗い終えたプレートを水槽の底にカチャっと設置します。

・ソイルを戻す

バケツに移しておいたソイルを、プレートの上からザバっとかぶせます。ソイルのデコボコをなくし、平坦に敷きましょう。

・お魚の水を戻す

ソイルの上にビニール袋を敷いてから、お水をゆっくり注ぎ入れます。
なぜかというと、平らにならしたソイルが水圧で巻き上がり、水が濁ってしまうのを防ぐためです。

パッケージ袋を敷いた状態の水槽

ビニール袋は何でも構いませんが、クリアファイルがおすすめです。水圧をしっかりと抑えてくれますよ。

クリアファイル

もし、お水が足りなかった場合は?

カルキを(塩素)を中和した水道水を継ぎ足します。

CLC(カルキ抜き剤)

この時、水槽と同じ温度の水を足すようにしましょう。

今回の記事は以上となります。
至らない点があったかもしれませんが、ご容赦ください。

ご不明な点がございましたら、InstagramのDMでお気軽にお問合せください。

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