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ソイルの寿命を伸ばす団粒化には、バクテリアの力が必要だった。
天然の土を焼いて粒状に固めたものが「ソイル」とよばれます。
お魚と水草にふさわしい状態の水をつくる低床(底砂)です。
唸るほど抜群の効果があるものの、「ソイルの粒」がくずれてしまったら「全部交換」するデメリットがあるのでした。
こんなとき「ソイル」の寿命が長くなる方法はないのかな、ふと考えますよね。
ソイルの粒を維持させるには、「団粒構造」とよばれる仕組みが鍵を握っています。
今回は「団粒構造」をテーマにお話をします。
団粒構造を知っておくと、ソイルの寿命を意識的に伸ばせるようになりますよ。
ソイルの粒が崩れる理由
![](https://assets.st-note.com/img/1653520253012-f8OmHHdTPI.jpg?width=1200)
原料の土は、ガーデニングで使われるような、ふかふかした感じなのです。
これを焼いてカチカチにしたのがソイル。だから使っているうちに、だんだん崩れてくるのですよ。
まるい粒がぺちゃっとしてきて、ドロドロのペースト状になります。誰が見てもわかるくらい「泥んこ」になっちゃうのですよ。
団粒構造とは
![](https://assets.st-note.com/img/1653520286614-u4Avs8mxwn.jpg?width=1200)
土壌粒子とよばれる土の細かい粒が、ガチっと合体してひとつの集合体(だんご状)になる構造です。ほどよい隙間が粒の間にできるのが特徴。
「ソイル」は、土を焼いて固めることで人為的に団粒構造を作っています。
自然界で作られる団粒構造の土では、水槽の中で崩れやすいからですよ。
ソイルの寿命を伸ばす方法
ソイルは粒がくずれてしまうと水を通す隙間もなくなります。
そうなってしまうと、水質を維持することができません。水草も根を張れなくなってしまうのです。
ソイルの寿命を伸ばすには、土の粒を結合させる「団粒化」が必要不可欠になります。
団粒化をさせるには
![](https://assets.st-note.com/img/1653520326010-czHUEOkBge.jpg?width=1200)
土の粒を結合させるには、バクテリアの力を使います。
バクテリアが繁殖(分裂)するときに排泄する分泌物(アミノ酸)が、ソイルの粒を固めるように結合させるからです。
水をキレイにするバクテリアは、ソイルに含まれている腐植(有機的な成分)を食べて増殖をします。
では、ソイルに含まれている腐植が少なくなると、どうなるのでしょうか。
バクテリアのエサが少なくなるから増殖がストップしてしまい、分泌物が出なくなってしまいます。
そこで、バクテリア剤を添加してあげましょう。腐食物質(フミン酸など)も含んだバイオバランスは、微生物の餌も供給できますよ。
まとめ
![](https://assets.st-note.com/img/1653520350994-lGBFvSzmwS.jpg?width=1200)
団粒化がイマイチになったソイルは、泥っぽい隙間のないソイルになってしまいます。つまり、ソイルの寿命が早くなります。
ソイルの粒を維持するには、バクテリアの力も必要なのがわかりました。
バクテリアを定期的に添加して団粒化を促進させましょう。ソイルの寿命が伸びますよ。
この記事が参考になれば幸いです。