ヤミ金に借りてはいけない理由をワーカー的に話します①:PSWの福祉コラム
どうもこんにちは!3日前にキャッシングでお金を借りたPSWライターりくとんです。いやー、通帳でお金を下ろそうとしたら時間外でした!さらにキャッシュカードは家に置いてて、その日の夕方の飲み会のお金がない。となればクレジットキャッシング使いますよね…ほら、あるあるでしょ?え、ない?
おほん…。では気を取り直して、とりあえず「PSWの福祉コラム」、進めていきましょう!
はじめに
生活をしていれば、先ほどの私みたいに急にお金に困るタイミングってありますよね。他にも例えば、家人が事故を起こして車を買い替えたり、田植え時期に農機具が壊れたり、子供が制服を引っ掛けて新調しなくてはいけなくなったり、予想していないタイミングでお金が必要になることってあると思います。
私は、ソーシャルワーカーとして「お金を借りること」に否定的な考えは持っていません。使える社会資源は利用した方が良いと考えているからです。
ただし、使っていい社会資源は「合法のもの」に限る、とも思っています。違法のものに手を出して…という案件が舞い込む時、いつも『なんで違法に手を出す前に相談にこなかったのか』と内心苦い思いをするのです。今回は、『どうして闇金に手を出してはいけないか』についてお話しします。
ヤミ金とは
闇金融(やみきんゆう)は、日本において、国(財務局)や都道府県に貸金業としての登録を行っていない貸金業者、または、正規に貸金業の登録をしていながら出資法に違反する高金利を取る業者を指す。/wikipediaより
ヤミ金とはなにか?引用で見たように、つまりヤミ金とはそもそもの存在が合法ではない金融機関。ヤミ金で金融関係のトラブルが起きやすいのは、法の元で守られる生活から『法外の世界』へ足を踏み入れてしまったからだと言えるのです。
サラ金とヤミ金は違う
当たり前だ!と言われるかもしれませんが、一応おさらいとして押さえておきますね。サラ金とは、アコム、プロミス、レイクなど、金融庁に認可された消費者金融のことです。法律に則った貸金業者ですので、高利貸し付けや悪質な取り立てを行うことはありません。
ちなみにサラ金とは、「サラリーマン金融」の略。金利に関する法律が制定される以前にヤミ金とサラ金を混同する人が多かった為、現在ではイメチェンして「消費者金融」と名乗るようになっています。
なぜヤミ金はダメなのか
ソーシャルワーカーはたまに債務整理に立会います。特に私のような「精神保健福祉士」は、買い物依存、ギャンブル依存、パチンコ依存などの「依存症」をもとに多額の借金を作ってしまった方が支援対象になることが多いのですが、この時ヤミ金に借り入れがあると恐ろしく大変です。
「争うのが嫌だから」と家族が家財一式を売り払って全額返済したのに、しばらくして別の闇金が本人に直接貸付をしていた。(顧客情報の共有)
「携帯の契約をしてくれれば減額する」と言われて契約したら、詐欺に使われてしまった(犯罪行為への加担)
法律の外で営業しているのですから、個人情報保護法などもどこ吹く風。お互いの顧客情報を売買し、新たな収入源(カモ)を探すこともあります。また、詐欺グループ等にこの情報が売られ、詐欺の相棒を担がされてしまうこともあるのです。
今回のまとめ
今回は、ヤミ金とは何か、サラ金との違いは何か、闇金にはどのようなリスクがあるのかについて説明しました。
次回は、本当に困った時に頼れるのは「サラ金」までだよって話を事例を元にご紹介します。