酒とヤニを断つnote[1日目]
私は昨夜、死を感じた。
高熱が出て、深夜中咳が止まらなかったのだ。
最近の飲酒量はハンパではなく、それには私自身も気付いていたのだが、気付いたら飲んでいる。
水分を取るかの如く、当たり前のように酒を飲んでいる。
そして、酒を飲むと煙草を吸う量がエグい。
普段は数本で終わるところ、アルコールで麻痺した感覚により、短時間でエグい本数のヤニを摂取している時がある。
これは、多分酒とタバコに骨の髄まで体を蝕まれているダメな大人にはあるあるなのだ。
先日、あまり親しくない女性のお宅にて、シラフで食事をする時間があった。数年ぶりに「女子会」なる物に参加したのだ。
数人の女性達で「一息つける時間」について話をしていた。
各々、映画を見る、ヨガをする。などと話している中、私の脳内には深夜に焼酎を飲みながら、好きな芸人のYouTubeを腹を抱えながら笑っている自分の姿が浮かんだ。
い、言いたくない…。なんか映画、ヨガの後には言いたくない…。
「朝起きてヨガしたいんだけどさ〜、なかなか時間がね〜。」
朝起きて、ヨガ?
私のモーニングルーティーンは、というと、前日のアルコールを抜くべく、大量の水分を取り入れ、酷い時はトイレとお友達である。
そして、私達の目の前には彩りの良いサラダや、クラッカーに卵のディップが添えられた物、なんだかお洒落なカレー、ナンなど用意されていた。
「美味しいですね〜!」
と、食事を褒めると、目の前のルイボスティーを一口飲んだ。
白ワイン、飲みたいなァ。
今年の夏、私は「カチ割りワイン」にハマってしまった。
ワイン好きの間では、氷を入れる事は邪道と言われている事があると言うが、あのコッテリと重いアルコールに氷をたんまり入れる事で、クイッと飲めてしまう事にどハマりしてしまったのだ。
クイッと、1本あっという間に無くなってしまう。
「近くにスーパーがあったので、白ワインを買ってきてもよろしいでしょうか?」
そんな事は口が裂けても言えなかった。私はシラフだと、気が弱いのである。
私は帰ったその足で、酒好きの知り合い女性を飲みに誘い、そのまま近所の居酒屋へと足を運んだ。
たこわさをアテに、焼酎を飲んでいる間に、私は思った。
ァァァァァァァこれェエエエエ!!!!!!!
この居酒屋はよくわからない置き物や、絵が飾られていて、薄暗い。
私はこういう空間にかなり落ち着いてしまうのだ。
その後、その女性とは解散したのだが、私はまだ飲み足りなかった。
家で缶酎ハイを飲んで一息ついたのだが、まだ酒が私を呼んでいた。
私は先程の居酒屋へと戻り、一杯だけと伝え、飲み始めた。
「一杯だけ」と言って、本当に一杯で終わる人間を私は見た事がない。
もちろん、私も一杯だけで終わる事が出来なかった。
その後、私は持ち前の酒乱暴れ芸を繰り広げた。
この居酒屋はどうして私を出禁にしないのであろうか。不思議である。
そして、翌日、ゲロである。
水を飲む、吐く、水を飲む、吐く、を繰り返した。
調子に、乗ったのだ。
酒を飲み始めた若い頃、よく二日酔いで吐いていたが、大人になってからの二日酔いのゲロというのは、精神のダメージが変わってくる。
「えぇ、アラサーなのに、こんなになるまで飲んで大丈夫?」
「もう、大人なんだからさ(笑)ちょっとコントロールできるようになろうよ(笑)」
トイレでゲロを吐く私に、冷静な私が声をかけてくる。
何故、私は酒を飲んでしまうのか。
そして、酒のラベルの文字を見ただけで吐きそうになる中、私はしばらくの禁酒を心に誓った。
のだが、完全に酒が抜けた18:00頃、自分でも驚いた。
酒が、飲みたいのだ。
嘘みたいだろ。
私は家にあった氷結の缶を開けた。
酔うほどではないが、飲んだ。
その翌日、少し体調が悪かったのだが、懲りずに飲んだ。
「逆に飲んだ方が体調良くなりそうじゃない?」
ンな訳がない。
そして、その夜問題が起こった。
激しい高熱と、止まらない咳。
自業自得である。
咳に関しては、煙草だ。
とんでもない量の煙草を吸っていた気がする。
しかも、初対面の客の紙タバコをカツアゲして吸っていた。
こんなに早いスピードでバチが当たる事もあるんだなぁと、感心していたのだが、昨夜の咳は酷かった。
もう、発作だった。
熱が39°を超えたあたりから、かなりきつくなり始め、脳内に斎藤工の顔を思い浮かべて、なんとか精神を保っていた。
深夜中、咳をして、私は死を考えた。
やり残した事はないか、と。
一つ、思い浮かんだ。
死ぬ時、私は嫌いな奴に悪口の手紙を書いて、それを持った手の中指を立てて、死のう。と。
嫌いな奴に手紙を書くまで、私は、死ねない…。
そんなこんなで、健康は第一ですねェっつー話で、禁煙禁酒しようと思うのですが、
私は日本で1番意志が弱いため、多分もって1週間で終わると思います。
そんな私の禁酒禁煙の様子をしばらく見守り下さいませ。
あらよさん
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