12月28日 DDT両国国技館大会 青木真也対拳王 実は中村圭吾さんの大一番でもあるのだ
青木真也&中村圭吾 vs 拳王&大和田侑
DDT両国大会の「青木真也&中村圭吾 vs 拳王&大和田侑」は青木真也対拳王の構図です。僕が拳王さん対峙したかった試合なのですが、気がついたら中村圭吾さんが合流してきてタッグマッチに仕上がっていました。
シングルマッチだろうとタッグマッチだろうとここは正念場で何が何でも勝ちをもぎ取りたいです。青木真也対拳王であることは変わらないし、タッグマッチでDDT対ノアの構図が出れば余計に勝ちたい試合です。今はタイトルを失ってしまいましたが、前KOD無差別級チャンピオンとしてのDDTへの思い入れもプロレス大賞技能賞を取る大きな要因となったDDTでの試合があるからDDT を背負って闘う気持ちが強いです。
青木真也対拳王のシングルマッチを期待したお客さんからすると「なにやってんだよ」となったことは容易に想像がつきますが、中村圭吾さんの成長と逞しさを感じたお客さんも多かったのではないかと感じています。DDTを追っているお客さんからすると中村圭吾さんに感情移入してしまう気持ちもわからなくもないです。お客さんも感情移入しているのだったら紙テープを投げ入れてあげたりチェキに並んであげたりすればいいのですが、紙テープも一本も飛ばずにチェキは閑古鳥なのを見ると「まあそうだよね」と推し活のリアルを見ました。まあそれはそれとして。
僕は中村圭吾さんの今回の試合は勝負所だと思っています。対戦カードに入っただけではなく、ここでどれだけ存在感を残せるかがプロレスラーとしての中村圭吾さんの勝負所で岐路だと思います。ここで退いてしまったり、怖気づいたところが少しでも出たら、その時点でおしまいです。逆にここで虚勢を張り続けたとしても意地を見せ続けたらDDTの若手の中で頭一つ抜き出る存在になるでしょう。僕にとっても中村圭吾さんにとっても今回の試合は大一番です。
今回のメンバーを見ても勝負としても芸事としても中村圭吾さんをどれだけ引っ張って伸ばせるかが僕の腕の見せ所だと思っています。ただの競技としての一戦ではなく、芸事として捉えて周りを上げることで勝ちを得られるかどうかの試合なので、その意味でも腕の見せ所で真価が問われています。ここは青木真也踏ん張り頑張らなくてはです。「勝つぞ!」と後楽園のリング上で言いましたが、今も変わらずにあのとき以上に「勝つぞ」と強く思っています。
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