亀田興毅さんの3150FIGHTに皇治兄貴とサトシイシイさんがお世話になると聞いて 出るか!六甲のアルマジロ!
最近、Abemaで始まったボクシング中継。
今週は皇治兄貴と石井慧さんがボクシングで試合をするので格闘技ファンも注目している方はいるのではないでしょうか。皇治兄貴の皇治軍団だけではなく、アンチ皇治も総出で薪をくべていきましょう。出るか!六甲のアルマジロ!
打撃競技はK-1の3分3Rの老若男女誰でも見やすい決闘フォーマットに慣れてしまったのとボクシング関係者(選手マスコミ含め)やボクシング出羽守が偉そうでどうにも水が合わないので一定の距離を置いて見物していました。積極的に見ることはありません。だって何か言うと面倒なコメントがくるんだもん。そりゃ見ないよね。まあそれはそれとして。
ボクシングを特別なものだったり、神聖なもののように扱われても数ある格闘技の中の一つでしょと思ってしまいます。格闘技業界から見ると日本のボクシング界は独特で排他的に感じることは多々あります。ボクシングの選手は他競技で試合ができないとか、トレーナーが他競技のセコンドにつけないなどなど、ルールだからで納得しないと納得できないことは頭に浮かぶだけでいくつかあります。そこら辺をなんとか今の世の中にあった形にしていこうとしているのが亀田大会であります。
亀田興毅さんのボクシング興業は「いいもの」にはなるとは思いましたが、既存のボクシングの価値観からすると反発をされることもあるだろうし、亀田興毅さんの能力をわざわざここで使うより、もっと楽で輝ける場所があると思っていたので驚きはありました。タレント業で亀田の名前を使って商売したほうが安泰だし、そもそもJBC(ボクシングコミッション)には法廷闘争で勝っているしでわざわざボクシング興業をやる意味がないと思うんですよね。
直接会ってお話を伺う機会を頂いたのですが、腰が低くて、興行への意見やアドバイスを求める方でボクシング界に限らず、格闘技界を含めても見たことのないプロモーターでした。破壊と創造で破壊だけする方はポツポツいますが(大抵変わった方が多いです)、創造まで責任を持ってしようとする方は少ないどころか、皆無なのでボクシング界への愛情と感謝を持っている方なのだと思ったのですよね。亀田にしかできない、亀田だからこそできることはたくさんあると思うんですよね。
亀田ならでは皇治兄貴のボクシング戦
亀田ならではというか、亀田にしかできないというか、亀田しかやらないであろう皇治のボクシング参戦。格闘技の実力はツッコミどころというか、評価の分かれる選手ではありますが、話題にする力と努力で話題性には事を欠かないどころか、JBCまで「出場取り止め要望」などなど話題作りに協力してくれていました。JBC亀田のトムとジェリー感はお互いわかってやっていると僕は思っているくらいで両者共に優秀なレスラーだなと思って見ています。
皇治兄貴のボクシングはボクサーからしたら、お世辞にも誉められたものではないのかもしれませんが、「ボクシングを真摯に懸命やっている」一点で誰も彼を貶めることはできないのではないかと思います。皇治兄貴の練習を見させて頂いたのですが、ボクシングを一から学ぶのは楽しそうでした。皇治兄貴とは「格闘技が好き」の一点で繋がっているところがあって、皇治兄貴の真面目なところが僕は好きです。ファン、アンチ総出で皇治兄貴の試合をワイワイ見ましょう。これで兄貴が派手にノックアウト負けでもしたら話題総取りですけどね。大の字見たいです。
石井慧さん 「サトシイシイ」でボクシングデビュー
この人は面白いなって思うんですよ。気がついたらクロアチアのパスポートを取得していて、クロアチアボクサー「サトシイシイ」としての来日。サトシナカモトかよ。今は日本のパスポートとクロアチアのパスポートが二つあって選択するために考えている状態だと推測するのですが、それにしてもハック感があって石井慧さんらしいナイスな振る舞いだと思いました。ニヤニヤしていて最高ですよね。
石井慧さんをサトシイシイで使う亀田さんも亀田さんだとは思いますが、これができるのが亀田さんであって、さすがだなと思いました。このギリギリを攻める発想がベンチャー企業っぽいというか、猪木会長っぽさやDDTっぽさを感じます。(ここを並べると怒る方もいるかもしれませんが、挑戦しやすい企業風土みたいな話です)ボクシングがわからなく興味もない僕は亀田興業のこの風土に乗れています。
石井慧さんの好きにやっている感は皆が憧れを持つというか、時代が追いついてきた感があります。オリンピックメダルで既得権に座ろうとせず、自分の好きなことをやる姿はすべての日本人に響くと思います。サトシイシイっておもしろいだろ。
大手ではない亀田プロモーションの意味 多様性
大手のジムに所属して将来を嘱望されるボクサーの方には亀田プロモーションは関係のない話なように思います。実力があって世界を目指せる選手は大手で王道を歩めばいいのです。それこそ村田井上を見てやればいいです。
亀田興毅は頭を使ってボクシングを芸事として成立させた人だし、ある一面では(誤解曲解するなよ)井上村田よりも上のボクサーだと思っています。職人、PR、マーケティングと全てを考えられて見れる才覚のあった稀有なボクサーです。ボクシングの才能がずば抜けていたわけではないのです。ボクシングで勝つためにボクシング以外の全てのことをした能力総動員の努力型です。
亀田興業はボクシングの多様性を照らすようなものになってほしいし、なっていくと思っています。世界チャンピオンを目指したいが何かがあったり、世界チャンピオンを目指すほどではないけど有名になりたかったり、芸事としてのボクシングがやりたかったりと個々の目標に合った形で大手にはできないやらないフットワークの軽さで多様性を持ってやっていく興業になると思っていてその意味で楽しみにしています。ビジュアルひとつとってもただボクシングしてたら綺麗に作ってもらえないし、映像だって3150FIGHTのクオリティではなかなか作ってもらえないですからね。
というわけで日曜日の三時からAbema TVでの放送。兄貴!わかってるよな!というわけでお楽しみに。出るか!六甲のアルマジロ!
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