MMAの重要局面『スクランブル』を優位に進めるための足関節の位置付け
MMAグラップル強化練習方法と実践しての感想。
先日のグラップリングマッチを経てMMAグラップリングの強化について、引き込みありで寝技だけやってるだけではMMAに役立つ寝技を作るには遠回りになるなと感じて、新しい練習方法を取り入れて、早速やってみました。
岩本健汰さんと山中健也さんの3人でぐるぐる回るスタイルの練習でした。
3人ともスタイルは違うし、取り組む競技も厳密には違うのですが、意味のある練習になったし、各競技の加点強化にはなるし、何よりも身体の力がつくなと感じました。
短時間で練習強度が高く、フィジカルの強化になる。
練習を終えての感想が『しんどい』でした。スパーリングでは技術で誤魔化したり、自分の得意なフィールドで体力を温存しがちなのですが、互いに『フォール』を目指して、動き続けるので練習の中で体力がつきます。
力もつくし、心肺機能もつくはずです。だって互いに息切れするし、相手が消耗しているのが伝わってくるのです。これは身体が強くならないわけはないし、柔道やレスリング出身の選手が体力があるのも、ここら辺が関係していると思います。
フィジカルコーチはトレーニングが効率的というけれど、組むのが一番早い。
フィジカルコーチはトレーニングが必要だというし、技術練習とトレーニングを分割することを主張することが多いのですが、僕は今までの経験で組み合うことが一番力がつくと感じています。
その競技の中で心肺機能だって、筋力だって鍛えた方がいいと思っていて、それをトレーナーたちが入ろうとするのは『ゼニがほしい』からであって、トレーニングやトレーナーには依存性が強いから、ハメこもうとします。
トレーニングが必要である場合もあるけれど、自分で考えて納得した上でやるのが僕はいいと思います。格闘技選手なんだったら格闘技の練習しろよ。
スクランブル練習で多いポジションが『バッククリンチ』
MMA選手やADCCルールで試合をするグラップラーはスタンドでもグランドでも『バッククリンチ』のポジションが増えてくるはずです。
これは柔術においては少ないポジションなのですが、柔術の場合は引き込みがポイントで不利にならないので、下の展開が多く、立ち上がらなければ、背中を見せる割合は減るので、バックを取られる状況は減ります。
MMAの場合は倒されても立ち上がるので、バックを取られる状況が多く、バッククリンチの状況での攻防が増えてきます。この状況の解釈はバッククリンチをとってる側が有利だけれども、とられている側も完全に負けてはいない6対4くらいの解釈にしています。
バッククリンチからの攻防で足関節が有効になる
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