TTF CHALLENGE 10 エマニュエルサンチェスさんに感情移入 若手に寝る仕事
金曜日に練馬coconeriホールで開催された「TTF CHALLENGE 10」でジャッジをやらせてもらいました。格闘技は採点競技の側面があって、3人のジャッジに対して「評価しやすい材料」を出すことが大事で、そうなると格闘技としての幹の部分である「強さとフィニッシュする」面とは反するところがあると改めて感じました。選手は3人の面接官に対して評価しやすい材料を提供するイメージを持つと判定が優位に進みやすいと思います。
採点競技の側面を理解した上で僕は採点競技ではなく、格闘技をやりたいと思いました。今の僕のフィニッシュを考えて、フィニッシュできなければ負けで仕方がないとする格闘技観を再確認しました。競技ではなく格闘技で生き方です。まあそれはそれとして。
メインイベントでエフェヴィガ雄志さんがエマニュエルサンチェスさんをノックアウトしていたのですが、僕はエフェヴィガ雄志さんよりもエマニュエルサンチェスさんに感情移入してしまったところがあります。エマニュエルサンチェスさんは34歳でキャリアの終盤、動きを見るにコンディションが良いとはお世辞にも言えない状況で「キャリア終盤をどう過ごすか」を考える僕にとって感じるところがありました。
ここから先は
582字
¥ 300
サポートありがとうございます。選手活動、表現活動の活動費用に当てさせていただきます。更なる良いもの、面白いものを創作する原資に大事に大事に感謝を込めて使わせて頂きます。