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山田祟太郎の活躍とクインテッドを見ていて感じるモヤモヤ感
練習してくれる方々が出場されていたのと、休日の15時開始でウェブ放送の絶妙な湯加減にやられて、最初から最後までウェブ放送を観たクインテッド。
週に1度練習をしてもらう山田祟太郎さんが普通に活躍されていました。
彼を知っている人からすれば驚くことではないのですが、観戦者からするとそれはもう驚きの連発だったようです。とりあえずお疲れさんでした。
彼とは付き合いも長いのですが、35歳にして仕上がってるし、佇まってるなあと感じます。技術が噛み合ってきたというか、技術が回ってきたというか。彼は柔術とは距離が遠かったはずなのだけども、なぜか急接近してから、仕上がりました。柔術を後から入れることでチグハグだった技術が回るのはよくある話なのですが、いい機会なので改めて書いてみようかと思います。
昔から強かった彼だけども、最近は柔術との距離が近くなって、グラップリングルールでの強みを増したと思います。柔術から作り上げるスタイルが主流だけども、柔術のエッセンスを入れることで強くなるのもまたありだと思っています。
柔術はガードの攻防を大切にするのですが、MMAファイターでその攻防を大切に考えているファイターはいないし、その局面は殴られて終わりなので、できる限り回避します。だからこそ技術が粗くなるわけで、柔術をやることで穴が補填される意味合いはあると思っております。
僕の場合は柔道をベースに柔術を取り入れてゲームが向上したタイプです。
柔術着を着て試合をしたといえる期間は2年くらいで、それ以上、やりこむ期間が延びると柔術化してしまって、MMAへの適性がズドンと落ちたのではないかと考えています。
柔術を取り入れるのはありだし、MMAファイターでも柔術を取り入れない選手が増えているけれども、やっぱり取り入れるのは大切だよねって思うのです。ただここでいう柔術は競技柔術の点数取る技術じゃないからね。あれはMMAの視点からすると何の役にも立たないガラクタ。
MMAファイターが柔術を取り入れることに関しては「ほどほど」がいいと思っております。柔術を覚えすぎるとMMAは難しくなるはずです。だって似て非なる寝技なのですから。
クインテッドを見ていたら違和感というか、モヤモヤ感が湧いてきました。これはなんだろうと思っていて、大体はお前ら稽古してねえだろって思う不快感と、知り合いじゃないと興味がわかないに尽きるのだけれども、それだけではないなと思い考えていました。
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